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GIGAZINEで紹介されたAIを使って作成された有名女優のポルノ動画の元動画の視聴方法


映画「ワンダーウーマン」に主演した女優のガル・ガドット(Gal Gadot)さんの映像を使ったフェイクムービーがdeepfakesという人物により公開されて、ちょっとした話題になっていますがGIGAZINEで紹介された動画はあくまで全動画のうちのほんの一部分。流石にポルノ動画をフルで掲載するわけにはいかないということで、そのフル動画の視聴方法についてご紹介します。

また、GIGAZINEの記事で軽く触れられているスカーレット・ヨハンソン、テイラー・スウィフト、オーブリー・プラザの映像を使った動画も公開されていたようです。

また、deepfakeの言葉の意味についても合わせてご紹介。

※動画共有サイトの規制強化の結果、動画の削除が進んでいますので視聴不可になっている場合がほとんどです。

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GIGAZINEの該当記事

GIGAZINEで紹介されたのは以下のような記事でした。

AIで有名女優のポルノ動画を作成するプログラマーが登場、まるでリアルのような完成度 – GIGAZINE

http://gigazine.net/news/20171212-ai-assisted-fake-porn/

こちらの記事は海外サイトが元記事となっており、それを簡略化して翻訳したものなのですが、海外サイトの元記事にも肝心のフル動画は掲載されていません。

redditに投稿されたムービー集

大元となっているのは海外巨大掲示板であるredditの「deepfakes」というユーザーが投稿したムービー集。

※過去にリンク集が存在していましたが既に削除済み

「CelebFakes」の項目の中のリンクですが、日本で言う所の「アイコラ」みたいな意味ですね。

上記のリンクをクリックした先に表示されているムービーリンクは以下のような感じですが、赤枠で囲ったリンクが表示されていたのは過去の話。

※すべて閲覧不可となっています。

reddit「deepfakes」 AIを使ったフェイク動画

または、reddit「deepfakes」 AIを使ったフェイク動画の視聴

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reddit「deepfakes」 AIを使ったフェイク動画の視聴 スカーレット・ヨハンソン

メイジー・ウィリアムズの動画については赤枠の「1 2 3 4」のリンクから別バージョンも。テイラー・スウィフトの動画についてはエマ・ワトソンの映像で利用された元動画から顔を差し替えたものになっていたりでした。

※すべて閲覧不可となっています。

reddit「deepfakes」 AIを使ったフェイク動画の視聴 メイジー・ウィリアムズ、タイラー・スウィフト

注意点としてはガル・ガドット(Gal Gadot)の動画は削除されているようでリンクをクリックしてもNot Foundとなります。

紹介された6名の有名人

最後に紹介された6名の有名人についてご紹介。

メイジー・ウィリアムズ(Maisie Williams)メイジー・ウィリアムズ ゲーム・オブ・スローンズ

エマ・ワトソン(Emma Watson)エマ・ワトソン

ガル・ガドット(Gal Gadot)ガル・ガドット ワンダーウーマン

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オーブリー・プラザ(Aubrey Plaza)オーブリー・プラザ

スカーレット・ヨハンソン(Scarlett Johansson)スカーレット・ヨハンソン

テイラー・スウィフト(Taylor Swift)テイラー・スウィフト

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“deepfake”の言葉の意味は?

最後にdeepfake(ディープフェイク)の言葉の意味について。

これは一般的にかばん語、ポートマントーと呼ばれる造語で”deep learning(ディープ・ラーニング)”と”fake(フェイク)”を掛けた言葉。

AI(人工知能)を利用した人間の画像合成技術の事を指していますね。

学習アルゴリズムとしてはgenerative adversarial network=敵対的生成ネットワーク(略称はGANs)が利用されていて、簡単に言うと画像を出力する側とそれを判別する側を敵対的関係に置き、よりリアルな画像を作り、それを検証、もっとリアルな画像を作り、それをより厳しく検証するというプロセスを何度も繰り返す事で学習効果を高めていくという方法です。

2018年10月25日にAI(人工知能)が描いた絵画がニューヨークの有名オークションハウス「クリスティーズ」で高値で落札されるという出来事がありましたが、その時に利用されたのがこのGANsという学習アルゴリズムでした。事前の予想額では7000ドルから1万ドルと試算されていましたが、蓋を開けてみれば43万2500ドル(約4900万円)で落札されニュースとなりましたね。

その絵画というのが肖像画「Edmond De Belamy」。サイズは70cm x 70cm。フランス・パリに拠点を置き、AIを使った絵画を研究・制作しているチーム「OBVIOUS」による作品。「OBVIOUS」は3名から成るチームでピエール・フォトレル(Pierre Fautrel)、ウーゴ・キャゼル・デュプレ(Hugo Caselles-Dupre)、ゴティエ・バーニエ(Gauthier Vernier)が共同で運営。

14世紀から20世紀に描かれた肖像画1万5000点のデータを基に生成された作品でコチラがその画像生成のプロセスを記録した動画。徐々に人の形を成していくのが分かります。

この「Edmond De Belamy」の試みは好意的なリアクションをもって受け入れられたと言っても良い状況ですが、deepfakeに関してはその道義的な問題から見て現状でNGとされていますね。

deepfakeが有名人のフェイクポルノ動画の作成に利用され、さらにはリベンジポルノに利用される懸念もあるという状況ではやはり致し方ない事。2017年8月にdeepfakesと名乗るユーザーが匿名の巨大掲示板Reddit上に複数のフェイクポルノ動画を公開してから、12月頃には一気に広まりを見せるとTwitter、Pornhub、Gfycatなどから一斉に禁止措置が取られ、遂には誕生の地であるRedditからも2018年2月に禁止されるという憂き目に。ちなみに初めに注目を集めたのはイギリスの女優であるデイジー・リドリー(Daisy Ridley)のフェイク動画でした。

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