ヒルナンデスで紹介された-40kg超を成功させるダイエット法「おから、米粉、オートミール」レシピ
19年7月2日放送の日本テレビ系「ヒルナンデス!」では全員が40kg以上のダイエットに成功したという一般の方3人にその方法について詳しく聞くという「ダイエット美女大集合SP」企画を放送。最高でマイナス51kgのダイエットを可能にした食生活改善レシピはおからパウダー、米粉、オートミールを駆使した3通り。
スポンサーリンクダイエット成功者3人
まず1人目は会社員の鈴木沙織さん(34歳)。
ダイエット後の体型データは、
- 身長 154cm
- 体重 46kg
- バスト 91cm
- ウェスト 60cm
- ヒップ 89cm
現在は土日の空き時間を利用してダイエットのヘルシーレシピを教える料理教室を開いているそう。
元々太ってしまった理由は仕事のストレスがたたって1日7食の生活で暴飲暴食が原因。
就職当時23歳で52kgと太りすぎとは言わないまでもという体型だったようですが、給料のほとんどが食費に消える生活に突入した事で1日の総摂取カロリーが11000kcalに達し、好物は唐揚げで1日に40個オーバーをペロリ。
そのせいでみるみるうちに太り、ついた当時のあだ名は「ビア樽」。
ダイエットのきっかけは3Lの服を試着した際に脱げなくなって、店員さんに手伝ってもらうも結局脱ぐ事が出来ずにそのまま買うしかない状況になり、自宅に戻ったもののやっぱりどう頑張っても脱げずに泣く泣くハサミで切って脱いだという悲しい体験からだそう。
2人目は介護福祉士の勘田怜奈さん(31歳)。
体型データは、
- 身長 166cm
- 体重 56kg
- バスト 92cm
- ウエスト 66cm
- ヒップ 90cm
1年で30kg以上のダイエットに成功したとの事。
太った理由は元々炭水化物好きで週3でバイキング通い。食べ放題で総摂取カロリーは9000kcalオーバーというフードファイターばりの食べ具合。小学2年生の時に既に40kgはあったそうで元々大食いの素養もあったとか。
ある日、飛行機に乗った際にお尻が席にハマってしまい、お手洗いに立ち上がろうとしても自力では立てなくなったというエピソードの持ち主。
ダイエットのきっかけは階段を踏み外した際に足首に尻もちをつく形で骨を一気に4本折る複雑骨折を負った事から。普通の体型であれば捻挫で済むはずが全治半年という結果に。そこから29歳で一念発起したとか。
3人目はダンスインストラクターの小此木理恵さん(38歳)。
体型データは、
- 身長 159cm
- 体重 51kg
- バスト 90cm
- ウエスト 67cm
- ヒップ 92cm
病院の事務職として働いていた頃に仕事終わりに同僚のお医者さんから毎晩ご飯を奢ってもらうという生活をしていて、たくさん食べるのが癖になってしまい激太り。外食では常に3人前、4人前は当たり前でさらに夜食としてとんかつ8枚、ご飯3杯も平らげていたそう。
高校卒業時は55kgだった体重が3年間で75kgにまで増加。どっしりとした体型のままでダンスインストラクターをこなしていた際には生徒たちよりも先にバテてていたとか。
ダイエットのきっかけはソフトボールの試合に参加した時に走塁中に足を骨折したからだそう。
ダイエット法 その1
ではここからはそんな3人がどのようなダイエット法を実践したのかを詳しく見ていきましょう。
まずは鈴木沙織さんのダイエット法ですが、
おからパウダー
炭水化物の摂取を出来るだけ制限するというダイエット法が基本の考え方で、それでも抑えられない食欲を満たすために小麦粉の代わりにおからパウダーを使用した置き換えダイエットで乗り切ったとか。
ダイエット食の知識がある人にはもう説明不要のおからパウダーですが、含まれる糖質は小麦粉の約10分の1という糖質制限の強い味方ですね。
そのレシピは、
きゅうりと玉ねぎのスライスに少々のハムを添えたシンプルなサラダにおからパウダーと水を加えてミックスする事で完成する、
じゃがいもを使わないポテサラ風おからのサラダ (糖質約3分の1)
クックパッドの参考レシピ ※鈴木沙織さんが紹介したものとは限りません
ハンバーグの小麦粉のつなぎの代わりにおからパウダーを使用した、
おからハンバーグ (糖質4分の1)
クックパッドの参考レシピ ※鈴木沙織さんが紹介したものとは限りません
おからパウダーと豆腐の簡単ハンバーグ by クックGLRCS4☆
コチラのレシピでは豆腐も使用していますね。
そして、揚げ物の衣におからパウダーを使用した、
ヘルシーおから油淋鶏 (糖質3分の1)
クックパッドの参考レシピ ※鈴木沙織さんが紹介したものとは限りません
おからパウダーで糖質オフ!鶏むね肉油淋鶏 by ほっこり~の
などなど。
このようにおからパウダーで小麦粉をどんどん置き換えて行く食生活を続け、
2年間で落とした体重は、
97kg → 46kg (マイナス51kg)
スポンサーリンクどうしても落ちない下半身
鈴木沙織さんのダイエット中の悩みとしてはおからパウダー生活で体重はガンガン落ちて行くものの、なかなか下半身が痩せないのが悩みだったそう。
そこで仕事中にも取り入れられる簡単な下半身のトレーニング方法として、
- ゴムボールを太ももの間に挟む
- ボールがつぶれる程度に挟んで5秒キープ
- ボールが落ちない程度にゆっくりと力を緩める
- デスクワーク中はずっと続ける
慣れると座っている際にはずっと行えるようになるそうで、鈴木沙織さんは仕事中の約8時間ずっと行っているとか。
これを2年間続けた結果太もも周りはマイナス30cmを達成したそう。
ゴムボールは100円ショップで売られている子どもの遊び用の物でOK。ゴムボールの代わりにタオルやペットボトルでも代用可能。
2年間続ける事で慣れて8時間行えるようになっているという事なので、初めはもっと短めの時間から徐々にどれだけ伸ばしていけるかに挑戦してみるのがオススメですね。それこそ初めは5分や10分でも、例えばお昼休憩の間だけと時間を決めて行うのも良さそうですね。
参考のYouTube動画がコチラ。英語だと「ball squeeze (ボールスクイーズ)」と呼ばれるのが一般的。
動画では膝の内側にやや大きめのボールを挟んでいますが、鈴木沙織さんが紹介した方法はテニスボールサイズの小さなボールを太ももで挟む方法ですね。
どちらの方法をとるにしても内ももにギュッと力を入れて数秒キープするというアイソメトリック法がポイントになります。
ダイエット法 その2
続いて勘田怜奈さんのダイエット法は、
糖質制限+α
今ではダイエットの常識になりつつありますが、糖質をカットした食生活に変えるという方法ですね。(+αについては後述)
野菜(主に葉物野菜)+鶏のささみ+アーモンドミルク
の組み合わせを基本にしていたようですね。
炭水化物を出来るだけ食べないようにと一気に食生活を変えたのでダイエットを始めた頃は死ぬほど辛かったとか。
30kgのダイエットに成功した際に炭水化物を解禁しようかな?という誘惑にかられたようですが、そこで+αの出番。
それが、
米粉
この米粉を上手く利用する事で炭水化物への欲求を満たすことが出来たと勘田怜奈さん。
特に米粉を使ったパウンドケーキはオススメで歯ごたえのある食感になるので自然と噛む回数が増えて満腹感が得られるとか。
クックパッドの参考レシピ ※勘田怜奈さんが紹介したものとは限りません
米粉と豆腐のしっとりココアパウンド☆ by まごさくスタッフ
作ったパウンドケーキを毎日2切れだけと決めて上手くストレスを発散していたとの事。
米粉パウンドケーキ2切れに使用するのは30gの米粉で白米茶碗1杯分の糖質量の半分で済むとか。
2年間で落とした体重は、
98kg → 56kg (マイナス42kg)
ダイエット法 その3
3人目、小此木理恵さんのダイエット法は、
オートミール
オートミールには食物繊維やビタミンが豊富なので健康的な生活になるという嬉しい効果も。
太りやすい食材をとにかくオートミールにどんどん置き換えて行く食生活では、
オートミールを冷蔵庫で冷やして固めてパンの代わりに使った、
オートミールハンバーガー (糖質約15%カット)
クックパッドの参考レシピ ※小此木理恵さんが紹介したものとは限りません
オートミールでハンバーガー☆革命!! by Nakocook
オートミールとココナッツミルクを混ぜて固めた、
オートミールプリン (糖質約10%カット)
クックパッドの参考レシピ ※小此木理恵さんが紹介したものとは限りません
中でもオススメというのが、
小麦を使わないで作るオートミールお好み焼き (糖質約20%カット)
1人前のレシピは、
- オートミール 30g
- キャベツ 100g
- 卵 1個
- 豚肉 100g
- 和風だしの素 小さじ1/2
- 水 150cc
- オートミールに水を注いで600Wの電子レンジで1分半加熱してふやかす
- 全ての具材をボウルに混ぜ合わせる
- 油を敷いたフライパンで加熱
- 焼き色がついたら完成
このようにオートミールを活用したレシピで食生活を激変させて、
落とした体重は、
98kg → 51kg (マイナス47kg)
スポンサーリンクまとめ
3名とも3ケタの大台100kg目前から2年から3年をかけてダイエットに成功した方々ばかり。
途中の停滞期などは考えずに単純計算で1か月につき2kgぐらいのペースで落とした事になりますが、この位のペースであればリバウンドの恐怖に怯えなくても大丈夫というスローペースですね。
よくダイエット効果として1か月でマイナス10kgだとか、そんな大げさな数字が殊更に強調されるのがダイエット業界の常ですが、一度考えてみて欲しいのが、
1ヶ月でマイナス10kg = 1か月でプラス10kg
という事。
1か月で痩せられたのなら1か月で元に戻る(さらには+α)なんて簡単という意味ですね。
痩せたのと同じかそれ以上のスピードで体は元に戻ろうとしますので急激なダイエットは体に大きな負担となりえます。
急激に体重を落とすダイエットの方がダイエット効果が長く続く傾向があるという事が研究で指摘されたりしますが、かなり性急な研究データである疑いを踏まえるとオススメは出来ません。
なぜならそこまで急激に体重を落とすのはそのほとんどが体から抜けた水分でしかなく、ボクサーや階級制のあるスポーツで行われる減量と同じような効果しか生まないからです。
今回ヒルナンデスで紹介されたのはあくまで食生活に焦点を絞った内容だったのが非常に残念で、本来であれば食生活と運動というダイエットの両輪を紹介すべきなのですが、そこが片手落ち。
それでも食生活の改善はダイエットに大きな効果を生むのは明らかですので成功者の具体的な体験談は有益ですね。
コチラの記事も