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第466回「青春高校3年C組」吉田豪のアイドル講座第2弾&男女別学緊急スタッフ会議


以前行われた吉田豪先生によるアイドル講座の第2弾企画。第1弾では流れ弾でダメージを受けた中井りか先生が早々に身を隠す中、ダメなアイドル運営についての講義。そして番組後半は青春高校の根幹にかかわる「男女共学or別学」問題についてスタッフ会議が開かれた様子に密着。果たしてどんな意見が?

という事で20年2月6日放送の第466回「青春高校3年C組 木曜日」の内容について見てみましょう。

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出演者

【担任】バカリズム

【副担任】NGT48 中井りか

【ゲスト】吉田豪

【ナレーター】村田太志

アイドル講座 第2弾

冒頭から暗い表情の中井りか先生ですが、その原因が今日のゲスト講師。

バカリズム先生「吉田豪さんが来るからですね?笑」

以前の放送では吉田豪先生によるアイドル講座を一番楽しんでいたと言っても過言ではなかったバカリズム先生。

「知っておくべき事はまだまだある!特別講師 吉田豪先生のアイドル講座!第2弾!」

という事で吉田豪先生が招き入れられると露骨に距離を取る中井りか先生w

さてそんな中、今回メインテーマとして選ばれたのが、

「アイドルの運営」について。

この番組でいうと佐久間Pや総合演出の三宅D、そして相談役的な立場の秋元康校長先生。

ちなみにバカリズム先生はフジテレビのアイドル番組アイドリングを長年近くで見て来た経験から、テレビ局が運営するアイドルの場合はプロデューサーが変わるとアイドルとしての方針もコロコロ変わるという裏事情を口に。

それを静かに見守る立場だったようですが。

吉田豪先生「僕の持論なんですけど、地下アイドルの『運営は8割がダメ。8割がクズ。』というのが。」

つまり2割がマシなわけですが、現場のアイドルの声を聞いている限りは「9割がダメ」という事もあるとかw

アイドル運営の種類

そこで吉田豪先生のアドバイスとしては、

「運営の種類を見抜け!」

運営の種類としては大きく3パターン。

  • 音楽好きな運営
  • お金が好きな運営
  • アイドル好きが高じた運営

音楽好きな運営

音楽好きな運営は最近増えてきている運営傾向で、バンド出身者や音楽ライター出身の人が音楽の表現方法としてアイドルを使うという方向性があるとか。

このパターンの場合はアイドルをしっかりした作品として前に出していく傾向にあるので運営の体質としてはかなり健全でまともな運営がされるケースが多いそう。

音楽へのこだわりもあるので楽曲のクオリティも期待できますし、アイドルとの距離も適度に保っているので3つのパターンの中で一番ベストという吉田豪先生の意見。

お金好きな運営

アイドルを完全にお金儲けの道具として使い、ビジネスとして考えているというのが2つ目の運営パターン。

ファンからはお金儲け重視の方針について叩かれがちにもかかわらず、実は運営としてはしっかりしている方というのが吉田豪先生の持論。

ビジネス最優先なので組織としては割としっかりしているとか。給与体制がしっかりしていたりとメンバーにしっかり還元されている分には問題ないとの事。

アイドル好きが高じた運営

そしてクズ運営のほとんどがこのアイドルヲタ出身の運営者が関わるパターン。

アイドル愛が強いのはメリットでも、その思いが歪んでいる事もあるので変な方向に行きがち。

極端な話、楽曲はどうでもいいと思っている運営も多いので、とにかくファンとのふれあいを優先しがち。

すると活動が外に広がって行かないのでずっと少数のファンに支えられるのみで結局ジリ貧になって終了と。

アイドル好きの運営がやらかしたというのはアイドル業界のあるあるとの事。

ヒドいケースだと運営が自分の推しのメンバーだけ遠征先で一緒の部屋に泊まるようにしていたりとかw

ちなみに青春高校の運営パターン(特に佐久間Pの場合)としては、

「音楽好きな運営」&「お金が好きな運営」がミックスされているパターンというのが吉田豪先生の分析。

つまり比較的信用できるとw

テレビコンテンツとしてのアイドルグループなので、かなり厳しいコンプライアンス的な縛りもあって問題が起きにくいとの事。

ローカルながらもいきなり冠番組を持って、配信などもきっちりされているわけですし。

ダメな運営のやりがちな戦略

ここからはダメ運営のやり口について勉強。

「○○チラつかせ戦略」

との事ですが、穴埋めクイズをしてみると、

兎遊「アイドルですけど・・・パンチラ?」不正解w

パンチラつかせ戦略?w

頓知気「センター。」不正解

アイドル自信を追い込みつつ、ファンも煽る手口というヒントでは、

持田「解散。」正解!

アイドル運営がすぐに手を出しがちな安易な戦略が、

「解散チラつかせ戦略」

○枚売れなければ解散!ワンマンライブ埋まらなければ解散!とかそういう。

メンバーもファンも両方消耗するだけで、それを一回クリアするとまた次の解散ミッションが課されるだけなので結局先細り。

テレビバラエティでもこういった手法が取り入れられる事がありますが、企画規模が違い過ぎるので小さなアイドルグループでこれをやった所で世間的なインパクトも狙えないという。昔はウリナリなんかでよくこんな企画をやっていましたよね。

少数のファンに向けてこれをやった所でファンが離れるきっかけになるだけという事を全く分かっていない運営という事ですね。

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第2問は、

「○○宣言 戦略」

1980年代の古いアイドルの時代でも乱発されていて、しかもよく失敗していた古典的な手法。

違う言葉で言うと「迷走」。

おばちゃん「方向性チェンジ宣言?」惜しい!

正解は、

「“脱アイドル”宣言 戦略」もしくは「“アーティスト”宣言 戦略」

活動の幅が広がって自然とアイドルの枠から飛び出して行くケースが理想であって、それを自ら宣言するというのは全くお門違いとの事。

例えばPerfumeなどの例だと、もはやアイドルではなくアーティストとして世間的にも認知されていたり。本人たちが脱アイドル宣言をしたわけでもなく、それでいてアイドルと呼ばれても嫌な顔もしないという。

アイドルを下に見て、そこから上のステージに上がるというニュアンスが含まれてしまうと、それまでアイドルとして応援していたファンを否定する事になるのでそれはやるべきではない戦略との事。

運営がそれを言い出したら止めた方が良いと青春高校の生徒たちにアドバイスを送る吉田豪先生w

青春高校という大枠でいうとアーティスト(ミュージシャン)志向の強いわくっしーなどがいますが、そういえば元々わくっしーはアイドル部の補充メンバーとして応募・合格したものの、結局バラエティ色が強すぎた結果そこから外れてしまったという経緯の持ち主。

バカリズム先生「“脱”っていうか“落”だね。」

わくっしーの場合はグラビアの“脱ぐ”の方も意味も持ち合わせていそうですがw

イベント運営

続いてダメ運営の特徴として挙げられたのが、

「ダメ運営は○○もダメ」

日比野「プライベート」不正解。

おばちゃん「SNS」不正解。

きめしゅん「メンバー」不正解。なかなか言い得て妙w

正解は、

「ダメ運営はイベントの仕切りでもダメ」

以前、吉田豪先生がとあるアイドルイベントに司会者として参加した際には、渡された電車の切符がそもそも目的地に着けない切符だったり、指定席の時間が遅すぎたり。

イベント本番でも機材トラブル連発だったり、ステージをスタッフの手で押さえながら進行したり、スケジュールも2時間押しで結局出番が無くなってしまったグループが出てしまったりとメチャクチャ。

さらに楽屋として使っていた控え室にあったマイクがオンになっていて、楽屋の音が館内放送を通じて筒抜けになっていたという大惨事もw

そういう仕掛けだったら面白い試みですけど、ただのミスならただのミスでは収まらないほどのw

これはお笑い芸人さんの世界でも素人運営のお笑いライブなどで起きがちなあるあるとの事。明暗の照明の切り替えがただの蛍光灯のスイッチだったり、ギャラもチケット代から裸銭で取っ払いだったり。

吉田豪先生「お金裸でもらうの結構日常ですよ?笑」

お金は封筒に入れて渡すという常識すら通じないクズ運営はゴロゴロあるとの事w

最後に生徒から吉田豪先生へ質問タイム。

きめしゅん「こういう運営が良いとかありますか?」

「怒らない運営、気の優しい運営」というのが吉田豪先生の答え。

普通の感覚だったら辞めてしまうような子に対しても丁寧にケアをして辞めないで済ませるという事があるそうで、

例えば運営の人で常に蛍光色の服を着ているのは「メンバーが迷子にならないように目印になるため」だったりw

そこまで過保護なのは良いのかどうか・・・w だからアイドルって常識ないまま育ったりするのかもw

男女別学緊急会議

ここからはガラッと変わってスタッフ会議の様子。

1月某日に開かれたこの日の会議の議題は、

「男女共学・別学について」

会議の参加者は、佐久間P(中立)、三宅D(共学派)、斉藤D(別学派)、磯田D(共学派)、放送作家の大井さん(共学派)、なかじまさん(別学派)。

生徒の中でこの議題について話し合った回が放送された後の会議ですが、

佐久間P「放送した反響でいうと・・・めちゃくちゃ怒られてる。笑」

別学派の視聴者からの意見では「異性が仲良くしてると応援しにくい」というものがあるとの事。

これについてはあくまで少数意見として運営側では捉えていたようですが、メジャーデビューに向けたリリイベやスタジオ公演などの感触を見る限りは、

佐久間P「明らかに男女別でやってる時の方がスゲェ盛り上がってる。」「共学のライブの時は笑いはスゴイあるんだけど、男子アイドル部が出た時に正直そんなに盛り上がんない。」

男女共学・別学については引き続き悩み中というのが佐久間Pの立ち位置。

これに対して三宅Dは完全に男女共学派。

三宅D「青春高校の一番の強みは男女の仲の良さであり、他のグループと違う所もやっぱそこだと思ってるから。このまま続けても人気が出続けてもっと大きなグループになって行くんじゃないかなって信じてる。」

青春高校の良さは「男女の仲の良さ」というのは総合演出として肌で感じる魅力だととの事。

これに対して火曜日を担当する斉藤Dは、仲良しこよしのグループだとダメで上を目指す気持ちがないと戦えないのでは?と男女別学派。ビジネス的な判断だとそうなるという事もあるようですね。

プライベートでもアイドルファンで知られる放送作家のなかじまさんは男女が一緒にいると応援し辛いというアイドルファンの意見を改めて主張。恋愛企画などもどう見ればいいのか分からないと戸惑いがあると別学派。

斉藤D「自分が高校生で男子校だとしたらさ、共学でイケメンがいっぱいいる学校の文化祭に行きますか?って話。女子校にだったら行くよ。笑」

なかなか面白い視点w

一方で放送作家の大井さんは、男女一緒というコンセプトはオリジナリティがあるのでそこは生かすべきと共学派。

金曜日担当の磯田Dは割と頑固に共学派。

佐久間P「出た!共学大好きディレクター。笑」

スタッフ全員の一致した意見とては「このまま共学のまま売れて行くのが一番カッコいい」という理想は認めている様子。バラエティを作る上でも共学の方が良いというのが佐久間Pの考え。

女性スタッフさんの意見も聞いてみたい所ですが、ここで第1回緊急会議は一旦お開き。

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3週間後の第2回スタッフ会議

その3週間後に再度スタッフ会議。

会議の参加者は、佐久間P(ちょっと別学寄り?)、三宅D(共学派)、錫木D(別学派)、磯田D(共学派)、放送作家の大井さん(共学派)、八代さん(別学派)、川上さん。

三宅Dの感触としては、リリイベなどを何度かこなしているうちに、男子アイドル部と女子アイドル部が一緒にライブイベントをする上でファン側も一緒に(同時に)楽しめる楽しみ方を探りつつあるという変化を報告。

新規のファンについてはその傾向が強いとか。古参ファンはその限りでは無いようですが。

これはなかなか面白い変化。

確かに男女一緒というのは新しいアイドル像なのでこれまでのアイドルファンの楽しみ方とは違う新しい楽しみ方をファンの方でも模索する必要があるというのはなかなか興味深いですね。

水曜日担当の錫木Dは男女一緒というコンセプトは目に留まるきっかけになるという事で共学派。

磯田Dは何がどうなっても共学原理主義なので思いは変わらずw

放送作家の八代さんはアイドル好きなので別学派。バカリズム先生と夢眠ねむさんの結婚発表が一番ショックだったとかw

八代さん「あんな思いするぐらいだったら別学の方がいい。笑」

男女一緒を強みにしたいという思いはスタッフ陣も共通しているようですが、

佐久間P「それは分かるんだけど・・・それだったら男女共学でデビューすればいいじゃん?って思っちゃうんだよ。それを売るんだったら。」

メジャーデビューCDは女子アイドル部が基本的に前面に出て表題曲を歌ってますからねw

佐久間P「例えばだよ?誰々さんと誰々くんがずっと好きでした。告白して成功しました!っていった時に、共学バラエティだと拍手しておめでとうって言わなきゃダメなんじゃないかな?」「そこを『待てよ』って思っちゃうって。本当に共学でいいのかな?っていう気持ちがあるんだよなぁ~。」

ちなみに集合ショットでもっちーが三宅Dの腕にちょっと手を絡めるような仕草をしている写真が出るだけでネットで叩かれるという事もあったりw もっちーの些細な悪ふざけがそんな事にw

兄貴的な立場の三宅Dですらそういう事で炎上してしまうのに、同世代の男女でとなったらどうなるのかと心配する佐久間P。

八代さん「怒りしかないですよ。笑」

佐久間P的にも佐藤くんやめーなが一緒にいて楽しそうにしているのを見ているのが一番良いというのは頭では分かっていても、ビジネス的な判断やファン心理を考えると簡単には答えが出ないという。

という事で今後どうなるのかは含みを持たせて今日の放送は以上。

やっぱりここでも女性スタッフの意見が無かったのが残念ですね。

ラグビーワールドカップでは敵味方がごちゃ混ぜになってスタンドで応援している姿がニュースで取り上げられたりしていましたし、同じ青春高校ファンという旗印の下で一緒に応援するという姿勢が定着すればとは思いますね。

それにしてもアイドルの熱愛発覚で怒りというかアンチ感情が湧くというのは歪んでいるとしか思えないですけど。 相当私生活で上手くいっていないんでしょうか。そういう鬱憤をアイドルに向けるのはちょっと・・・。

ただそういう感情を上手く利用して疑似恋愛のような商法でやって来ているのがアイドル業界だったりもするので難しい所ですよね。

そういったものを打破できるような新しいアイドルに青春高校がなってくれればそれはそれで面白いんですけど、さてどうなるんでしょうか?

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