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第88回 NHK「チコちゃんに叱られる!」ブルーシートが青い理由?なぜ中国料理=回転テーブル?


20年4月24日放送の第88回 NHK「チコちゃんに叱られる!」はゲストに鈴木雅之さん(初登場)、足立梨花さん(3回目)を迎えて紹介された疑問は、ブルーシートが青なのはなぜ?なぜ中国料理は回転テーブル(ターンテーブル)で食べる?というもの。そして目黒祐樹&池田鉄洋コンビもVTRゲストで再登場。

ということで、20年4月24日に放送された第88回 NHK「チコちゃんに叱られる!」の様子をまとめてご紹介します。

※本記事では番組前半に紹介された2問をまとめておりますので後半の疑問は別記事でフォロー。

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出演者

【メインMC】チコちゃん(声:木村祐一)

【アシスタント】塚原愛(NHKアナウンサー)

【ナレーション】森田美由紀(NHKアナウンサー)

【レギュラー】ナインティナイン 岡村隆史

【ゲスト】鈴木雅之、足立梨花

【VTR】目黒祐樹、池田鉄洋、小田切千アナ(ナレーション)

チコちゃんの疑問その1

ブルーシートが青なのはなぜ?

20年2月13日収録分という注意書きが表示されていますが、

まずは初登場の鈴木雅之さんを「シャネルズ~」と紹介するチコちゃんw

そして3回目の登場となるあだっちーこと足立梨花さんはオリジナルメンバーの称号付き。

ちなにに鈴木雅之さんがチコちゃんに出演することになった経緯については、

鈴木雅之「チコちゃんに会いたくて。」

との事。

ミラーになっているサングラスにスタジオの様子が映り込んでいて、その中にはチコちゃんもバッチリ。

チコちゃん「サングラスの仲間でCG処理でございます。」

手間暇かかっていますw 

冒頭のやり取りはこの辺で1問目へ。

指名は、

チコちゃん「今年はコロナで大変だったけど、いつも通りお花見をするとしたらお花見の席で目立っちゃう大人ってだーれ?」

視線は鈴木雅之さんに集中w

お花見は結構苦手という鈴木雅之さんは、お花見の席に差し入れを持って行って乾杯だけして3分で帰ったという経験の持ち主だそう。

とここで出されるチコちゃんの疑問は、

ブルーシートってなんで青なの?

サングラス越しでもブルーって分かるモノですか?とチコちゃんにイジられたりしていますが、

解答はあっさりギブアップの鈴木雅之さん。

チコちゃん「全然分かんないなら言わせてもらいます!ボーっと生きてんじゃねーよ!」

当人は叱られる段取りが楽しみだったようですがw

千葉ポートパークで取材しますが、ブルーは落ち着くからという答える人がいたりですが正解は出ず。

ということでチコちゃんの答えは、

バケツが青かったから

解説はブルーシート製造で日本トップシェアメーカーの会長・萩原邦章さん。

ブルーシートの色は元々は青では無かったものの“安全”というイメージを打ち出すために青に変更されたという経緯があるそう。

ブルーシートの主な素材はポリエチレンで、防水の為に表面をコーティングするのですが、その際に青の顔料を混ぜて青色に。

そんなブルーシートは工事現場や農家でよく見かけるイメージがありますが、開発当初はトラックの荷台にかける幌(ホロ)としての用途が主。

昭和40年代頃まではトラックの幌には綿の布が使用されていましたが、これをポリエチレン製の幌に置き換えられないか?というのが開発のきっかけ。

ただし、その頃のシートの色は青でなく”オレンジ色”でした。

これは大手運送会社のイメージカラーに合わせた色だったとか。

ところがそんな甲斐もなく、試作品のオレンジシートを作って長距離試験を行ったところ、風圧やはためきの問題のせいで破れる結果となり、幌としての販売は断念。

そこでその他の用途としての利用価値を見出して昭和40年に「万能シート」という名称で販売するという転換を図ります。

初代社長の萩原賦一さん(萩原邦章さんのお父さん)の時代にこの万能シートは世間に徐々に普及していきますが“ある問題”が発生。

ここで始まるのが、

「NHKたぶんこうじゃなかったんだけど劇場」

いつもとタイトルが違うw

タイトルは「備前岡山お色変え騒動」。

萩原賦一社長を演じるのは池田鉄洋さん。

そしてある問題とはオレンジシートに使う顔料に「鉛(黄鉛という鉛の化合物)が含まれていた」という事。

現在販売されているシートにはもちろん鉛は含まれていませんが、当時使われていたオレンジ色の顔料には鉛の化合物が使われていたんですね。

昭和42年に公害対策基本法が制定されるなど、当時の日本では公害が大きな社会問題化しており、主な公害の原因は工場などの製造過程で発生した有害物質。

そこで各企業はそれらの物質の使用を自主規制する動きになり、シートメーカーもその例外ではありませんでした。

黄鉛はすぐに人体に有害な物質というわけではありませんでしたが、燃やした場合に危険性があるかもしれないという懸念から業界ルールとして黄鉛の使用を自主規制する事に。

この黄鉛は紫外線に対する耐候性や低コストの顔料という面で使われてたのですが、それを使えないとなるとその代替品はなかなか見つからず・・・。

そんな中開かれたのが業界関係者による会議。

そこでは代替品になり得る顔料についての話し合いが行われましたが、

その会議の席に登場したのが目黒祐樹さん演じる「暴れん坊部長」。

一人だけ時代劇口調で違和感タップリw

大手企業の部長として会議に参加していたのは世を忍ぶ仮の姿で、実は徳川三代将軍の徳川家光・・・の生まれ変わりがその正体という設定のお話w

傘を使って酔っ払いを撃退する目黒祐樹さんw

そしていつの間にやら会議の場は時代劇口調に。

ここで目黒祐樹さん演じる暴れん坊部長はオレンジから違う色にする事を提案。

オレンジ色で定着していたシートの色を変える事に反対する意見もありましたが、あえてイメージチェンジを図って、その際に安全であるというアピールも同時にしようという狙いがそこにあったんですね。

目黒祐樹「町人たちに思ってもらうようなものを作るってのはどうだい?」「もとい。消費者の皆さんに。」

言い方w

ここで徳川家光の生まれ変わりに掴みかかる池田鉄洋演じる萩原賦一社長ですが、腕を軽くひねられて「前世でも同じ目に遭ったような気が・・・」

結局、オレンジ色に換わる顔料を探すことになりますが、そこで白羽の矢が立ったのがバケツやホースの青。

屋外で使われる事も多いそれらに使われているので耐候性も問題無さそう。コストの面でも多く流通しているのでコチラもOK。

そして青=安全というイメージアップも狙えるというのもポイントとなり、新たなシートの色に使われることに。

オレンジ色から青に変わったシートは定着するまでに2~3年の時を要しましたが、そのうちに全国的に広まって名称もブルーシートで定着する事に。

ということでコチラが結論。

ブルーシートが青なのはバケツが青かったから

でした。

チコちゃんが青になれば良いって思うものは?という質問には「赤井英和」という答えw

ちなみに傘での殺陣シーンでは目黒祐樹さんが自ら振り付けを行ったという補足が最後に入って1問目は以上。

カリキュラマシーンのオープニング。

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チコちゃんの疑問その2

なぜ中国料理は回転テーブルで食べる?

2問目の指名は、

この中で一番、なんでもまーるくおさめるステキな大人ってだーれ?

岡村さんの指名で足立梨花さんが解答者に。

チコちゃんの疑問は、

なんで中国料理は回転テーブルで食べるの?

すぐに食べられるように面倒を省いたという答えですが、

チコちゃん「あだっちー!ボーっと生きてんじゃねーよ!」

続けて鈴木雅之さんに聞いてみると「チームワーク」「Rock and Roll」という答えが出るだけでアウトw

鈴木雅之「回しながらツイスト踊れますよね。」

流れるのはElvis Presley(エルヴィス・プレスリー)のJailhouse Rock (監獄ロック)。

YouTube動画。

中国料理屋さんで聞いてみると、中国は大家族が多いから、おもてなしの精神という答えが出ますが正解は出ず。

ということでチコちゃんの答えは、

チップの習慣が日本に根付かなかったから

解説は江戸川大学の斗鬼正一名誉教授。チコちゃんではおなじみの先生ですね。

そもそも回転テーブルは本場の中国ではなく日本で作られた日本発祥のモノ。

中国では身分などの社会的地位によって食事の席の順番がキッチリ決まっていて、取り分ける順番も決められているので回転テーブルでは却ってややこしくなってしまうんですね。

そしてこの中国では生まれるハズのない回転テーブルが日本で生まれた要因の一つが、

「文明開化」

明治時代になると西洋の文化が日本に入って来たのですが、チップの文化が日本にやって来ることに。

中国料理は大皿で供される事が多いので、従業員が小皿に取り分けるのが一般的。

その際にチップを払うという習慣が日本でも生まれる事に。

しかし、このチップは当時の日本で社会問題化。

賃金をチップでまかなって無給で働かせる店が続出し、さらにチップの上前までもピンはねするという悪徳経営者まで現れる始末。

昭和5年に起こった昭和恐慌で日本が不景気に突入する一方で、多くの飲食店はがチップに頼った経営をそのまま続けたのに対して世間が猛反発。

こうしてチップに対してネガティブなイメージが広まった事で、チップ廃止が声高に叫ばれることに。

そこでこの動きに呼応してチップを禁止にする地域があったり、店ごとの対応では「チップ不要」を売りにするお店も新登場。

こうしてチップを敬遠する動きがお店側と客側で徐々に足並みがそろい出すのですが、大皿料理が中心の中国料理店ではチップを廃止して取り分ける従業員が居なくなると客自身が料理を取り分けるという手間が発生するという問題が。

そこで導入されたのが回転テーブルというのが斗鬼先生の説明。

とここで回転テーブルの発明者は一体誰?という疑問も新たに生まれて来ますが、それについては不明というのが答え。

発明者を突き止める代わりに日本にある最古の回転テーブルを探す取材を行ってみると、

  • 昭和6年発行の書籍に掲載された日本橋のお店の回転テーブル(製造年不明)
  • 昭和7年製造と伝わっている目黒雅叙園に残っている回転テーブル(創業者の細川力蔵が製作を依頼)
  • 昭和8年発行の雑誌に掲載された日比谷のお店の回転テーブル(製造年不明)

結局日本最古の回転テーブルの記録については詳しい事は不明。

という事で、

中国料理を回転テーブルで食べるのはチップの習慣が日本に根付かなかったから

でした。

新しく作りたい中国料理は?の質問には、

チコちゃん「NEWチャーハン。」

岡村「チャーハンばっかり。笑。チャーハン好きやなぁ~。」

最後に塚原愛アナから補足。

回転テーブルは英語ではLazy Susan (レイジー スーザン)という名称で「怠け者のスーザン(=一般的な女性の名前)」という意味。

実際、この回転テーブルの歴史については18世紀に既にイギリスやフランスで使用されていたなんて記録もあるようなので、日本が元祖というのはかなり怪しい所だったり。

後半の疑問はコチラの記事で。

NHK「チコちゃんに叱られる!」に関する全記事はこちらのリンクから

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