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打ち上げ花火でヒュ~っと音が鳴る理由は?第101回 NHK「チコちゃんに叱られる!」より


20年8月7日(もしくは8日)放送の第101回 NHK「チコちゃんに叱られる!」で紹介されたのは『花火が打ち上がる時ヒュ~っと音が鳴るのはなぜ?』という夏の風物詩に関する疑問。ゲストのヒロミさんが見事にチコったこの疑問、あなたは分かりますか?

ということで、20年8月7日 or 8日に放送された第101回 NHK「チコちゃんに叱られる!」の様子をまとめてご紹介します。

※同放送回のその他の疑問は別記事でフォロー。

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出演者

【メインMC】チコちゃん(声:木村祐一)

【アシスタント】塚原愛(NHKアナウンサー)

【ナレーション】森田美由紀(NHKアナウンサー)

【レギュラー】ナインティナイン 岡村隆史

【ゲスト】ヒロミ、フワちゃん

【VTR】武田真治

チコちゃんの疑問その2

花火が打ち上がる時ヒュ~っと音が鳴るのはなぜ?

2問目の指名は、

この中で一番、花火が似合うステキな大人ってだーれ?

ちょっと恐る恐るヒロミさんに話題を振る岡村さんですが、

ヒロミ「なんで?背負う?」

大量のロケット花火を背負って飛ぶという番組の企画で大やけどを負ったという事故があったヒロミさんなのでw

花火を言ってどんな花火を思い出す?というチコちゃんの問いには、

ヒロミ「思い出すのはまぁ・・・ロケット花火。」

ですよねw

ついでに打ち上げ花火の音マネをさせられるヒロミさんですが、

ここでチコちゃんの疑問は、

花火が打ち上がる時なんでヒュ~って音が鳴るの?

ヒロミさんが答えるとピヨピヨ音と口元に正解マーク。

チコちゃん「つまんねーヤツだな~。」

見事にチコって「伊達にたまにNHKに来ないんですよ~。」と得意げなヒロミさんw

チコっても漢字問題が出題されないパターンだったのは残念ですが、

チコちゃんの答えは、

ちゃんと花火を見てもらうため

折しも8月7日の土曜夜の枠で放送されている地域では、チコちゃんの放送終了のタイミングで日テレの金曜ロードSHOWで『打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?』が地上波初放送という巡り合わせw

解説は東京大学の新井充名誉教授。専門書も執筆する花火研究のプロ。

実はヒュ~っと音が鳴る花火には笛がついているとの事。これは解答の際にヒロミさんが指摘した通り。

そもそも日本で最初に花火を見たのは、一説によると、江戸幕府初代将軍の徳川家康といわれているそう。

1613年に中国の花火師が家康の元を訪れて花火を披露したという記録があるとか。

ただし、この時に披露されたのは打ち上げ花火ではなく手持ち花火のスタイル。手持ちなのでもちろんヒュ~音はナシ。

そして時代は流れ、花火に音がつくようになったのは花火大会が始まったのがきっかけ。

それが徳川8代将軍、吉宗の時代。コレラとも言われる疫病が流行して多くの死者が出た時代。

1733年に死者の供養・疫病を追い払うために隅田川の“水神祭”で花火を打ち上げたのが最初。この水神祭が現在の隅田川花火大会のルーツ。

花火大会と言えば屋台も欠かせませんが、屋台に大勢の人の群れに紛れて並んでいる際に花火が突然音もなく打ち上がったとしたらどうなるでしょうか?

花火はドン!と音が鳴った時には既に花火が散っていく最中とタイムラグがありますよね。花火が鳴った!と振り返ってもその時にはもう花火は終わってしまっているわけです。

こうした見逃しを防ぐために考えられたのがヒュ~っという花火の音。

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あの音を生む笛の説明は宗家花火鍵屋15代目の天野安喜子さん。

鍵屋~!というあのかけ声のルーツとなった鍵屋の15代目。

打ち上げ花火に取り付けられる笛は口で吹いても鳴らない笛で、普通に私たちが想像する笛とは異なるもの。

実は笛自体も花火になっているそうで、笛花火という名称だそう。

この笛花火は燃焼した時に気体を発生させる火薬が仕込まれていて、気体が穴から勢いよく出る事で音が鳴る仕組み。

音が鳴る花火は全体の2割~3割という割合で打ち上げられているそうですが、音が鳴る花火と鳴らない花火の2種類を混在させている理由については、

笛が鳴る花火の方がダイナミック

だそう。笛が鳴る花火はクライマックスやその日のメインとなる職人が特に注目して欲しいハイライト。

確かに全ての花火で音が鳴ってしまうと注目させる効果も薄れますよね。

そして、ヒュ~音とバン!という音の間には少しだけ間がありますが、あれは“じらし”のテクニック。

クライマックスの前に間を設ける事で期待感を煽るという職人さんの工夫があるわけですね。

その他の花火の工夫については、

昇朴付(のぼりぼくつき)という花火が打ち上がる際に真っ直ぐに光が伸びるスタイルの花火なども。

これは花火に線を付けて目で追わせることで開く方角と高さの目安が分かってこれも期待感を煽る職人の知恵。

最後に各地の花火大会の映像で〆。

BGMは思いっきり、映画『打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?』のメインテーマであるDAOKO × 米津玄師『打上花火』という選曲w YouTube動画。

ここまでして日テレのアシストをするかというw

キョエちゃんがアニメーションで登場して「かぎや~!」の声。新型コロナの影響で2020年は各地で花火大会中止になっているので寂しい限りですね。

ということでコチラが結論。

花火が打ち上がる時ヒュ~っと音が鳴るのはちゃんと花火を見てもらうため

でした。

花火大会の思い出は?という問いかけには「娘の真麻がズブ濡れになった生中継。」とチコちゃん。

それは高橋秀樹さんw テレ東の隅田川花火中継のあの伝説回ですよねw 2013年の事でした。大雨で中継カメラがどんどん死んでいくというテレビマンにとっては悪夢のようなあのw

※同放送回のその他の疑問はコチラ

NHK「チコちゃんに叱られる!」に関する全記事はこちらのリンクから

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