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落ち葉はなぜ落ちる?答えは黒字リストラ?「チコちゃんに叱られる!」


20年11月6日放送のNHK「チコちゃんに叱られる!」で紹介されたのは『寒くなると葉っぱが落ちるのはなぜ?』という疑問。答えは「非情な企業の黒字リストラ」とは一体どういう事?陣内孝則さん、宮川一朗太さん出演のNHK金曜土曜ドラマ「ハゲオチタカ」にも注目。

※同放送回のその他の疑問は別記事でフォロー。

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出演者

【メインMC】チコちゃん(声:木村祐一)

【アシスタント】塚原愛(NHKアナウンサー)

【ナレーション】森田美由紀(NHKアナウンサー)

【レギュラー】ナインティナイン 岡村隆史

【ゲスト】中条あやみ、高橋英樹

【VTR】陣内孝則、宮川一朗太

チコちゃんの疑問その2

寒くなると葉っぱが落ちるのはなぜ?

2問目の指名は、

この中で一番、植物を大切にしている優しい大人ってだーれ?

解答者は高橋秀樹さんに。

お名前に樹木の樹の文字がありますしね。

とここでチコちゃんの疑問は、

なんで寒くなると葉っぱが落ちるの?

逆に聞き返して一向に答えが出てこない高橋英樹さんなので、

チコちゃん「ボーっと生きてんじゃねーよ!」

チコちゃんの答えは、

木は、非情なリストラを繰り返すひどい会社みたいなものだから

解説は東京大学日光植物園の舘野正樹園長。

寒くなってくると落ち葉を落とす木の事を落葉樹と呼びますが、この落葉樹たちはある理由によって葉っぱをわざと落としているとの事。

そこには葉っぱが行う光合成の働きが大きく関係しているとか。

光合成とは根から吸い上げた水と二酸化炭素を元に太陽の光を使って酸素と炭水化物を作り出す植物にとっては欠かせない働き。

植物は光合成によって作られた炭水化物で成長。

という事は落葉樹は光合成を行う大事な葉っぱをわざと落としているというわけですが、そこには非情でシビアな植物の事情があったり。

ここで始まったのが、

NHK金曜土曜ドラマ「ハゲオチタカ」。落ち葉はなぜ落ちる?答えは黒字リストラ?「チコちゃんに叱られる!」

ハゲタカのパロディw 再放送枠用にちゃんと「土曜」も入れているというw

ドラマの舞台、落葉商事の取締役・幹谷耕三役は陣内孝則さん。

営業部長・葉頭治役は宮川一朗太さん。ハゲオチタカの陣内孝則と宮川一朗太「チコちゃんに叱られる!」

営業部の社員を「葉員」と呼んだりして凝った作りw

夏の季節を勝負の時期と位置付ける落葉商事では太陽のもとで徹底的な利益追求を行うという取締役命令。

春に開いた新緑の葉の色はまだまだ薄く、光合成に必要な葉緑素も不十分ですが、葉が十分に成長してくる夏は光合成で栄養をとり込む書き入れ時。

取締役命令に従ってせっせと営業周りを行う葉員たち。

当然、出張費や交通費などもかさみますが営業部では経費はジャンジャン使えというお達し。

この経費が植物でいう所の水になりますね。

木は水という光合成に欠かせない経費を根から導管という経路を使って平社員の葉っぱに供給。

葉っぱは太陽の光を浴びて懸命に働く営業部。エネルギーである炭水化物という利益を樹木の為に供給し続けます。

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ところが、そんな状況も長くは続かず。

葉員に疲労が溜まる事を懸念した葉頭部長は休養を設ける事を提案しますが、幹谷取締役はこれを一蹴。

葉員を葉員とも思わず「アイツら」呼ばわりの幹谷取締役。

その一方で、夏の日差しを浴びる葉っぱたちの懸命な光合成によって樹木は十分な栄養素をとり込んでいき、

落葉商事の利益は増大の一途をたどり黒字企業一直線。

上司たちは調子に乗って部下たちに「発破(葉っぱ)をかけ続ける」状態に。

ところが綻びは確実に忍び寄っていたのです。

葉員たちに明らかに疲労の色が見えるように。

実は落葉樹の葉っぱは一年中葉っぱが付いている樹木と比べると、葉っぱの厚みが薄く長持ちしないという性質があるんですね。

そして季節が秋になり日照時間が減ると光合成で作られる栄養も徐々に減少。

努力に光が当たる事も少なくなってきた時期を迎えると葉員たちの踏ん張りも効かず。

幹谷取締役「そろそろエンボリズムだな。」

エンボリズムとは寒くなって樹木の中の水を通す導管が凍ることで、水が流れにくくなる現象の事。

夜に氷点下となって導管の内部が凍ると溶け込んでいた空気が気泡となって固まります。

そして昼間、温かくなって氷が溶けると気泡同士が集まって一つの大きな気泡になって導管の水の流れを遮断。

葉っぱは水分の供給を断たれて干からびる事に。

そもそも葉っぱには樹木の成長に必要な栄養素が沢山蓄えられており、葉っぱが干からびてしまうとその栄養素を樹木は丸ごと失ってしまいます。

これは樹木自体の生命すら脅かす致命的なダメージ。

今は温暖化の影響もあって冬でも氷点下になる事が少なくなってきていますが、大昔の日本は今よりも気温がグッと低く、樹木の中の水分が凍ってしまう程冷え込むのが普通の環境でした。

落葉樹はその厳しい環境を生きた経験から、気温が低くなり始める秋に近いうちに起こるであろうエンボリズムを早めに警戒して、葉っぱを落としているんですね。

幹谷取締役「そろそろ潮時だな。彼らにもう用は無い。」「落葉商事は黒字リストラを断行する。」

黒字リストラとは赤字になる前に人件費をカットする目的で行われるリストラで、利益を維持して人員を新陳代謝させるというもの。

企業が先の赤字を警戒して社員をリストラするように、落葉樹もエンボリズムを警戒して先に葉っぱを落とすと。

そしてエンボリズムが起こる前に落葉樹は葉っぱに残った栄養素を根こそぎ回収。

葉っぱが落ちる前に変色するのは栄養分を吸い取られた証拠。

すると、葉っぱと枝の境界に離層という壁を作って不要になった葉っぱを切り離し、落としているんですね。

こんなシビアな決断を木は毎年繰り返していると。

こうして葉っぱから回収したエネルギーなどを使いながら厳しい冬を乗り越え、春になってまた光合成が出来るようになると新しい葉っぱを作って再び成長。

幹谷取締役「君たちはしょせん・・・使い捨てなんだよ!!は!は!は!は! (葉!葉!葉!葉!)」

そう高笑いで部屋を後にしますが、

葉頭部長「アイツら絶対許さねぇ・・・倍返・・・あっ!?」葉頭部長役宮川一朗太の半沢直樹パロディ「チコちゃんに叱られる!」

葉頭部長役宮川一朗太の倍返し寸止め「チコちゃんに叱られる!」

寸止めwそのまま落ち葉のようにヒラヒラと舞いながらフェードアウト。

木の大切な生存戦略なので倍返ししないようにw

ということでコチラが結論。

寒くなると葉っぱが落ちるのは木は、非情リストラを繰り返すひどい会社みたいなものだから

でした。

自分に発破をかけるのはどんな時?という問いかけには「卵とハムとネギとご飯を見てフライパンを持った時。」「もう炒めるしかありません。」とチコちゃん。

岡村「チャーハン好きやなぁ。ホントに。」

VTR初登場となった陣内孝則さんですが、以前スタジオにお越しの際には、鶴見辰吾さんでおなじみのTKG(たぶんこうだったんじゃないか劇場)を観て「この手があったのか!?」とおっしゃっていたので、今回オファーをして見た所ノリノリで出演OKだったそう。

となると、高橋英樹さんもひょっとして?

ちなみに悪役のキャスティングについては、是非やりたい&憧れるとの事。

岡村「また多分スタッフがメモったと思います。今ので。笑」

高橋英樹「葉!葉!葉!だよね。笑」

ここで珍しく2問目の後ににらめっこコーナー。

天狗に変身するチコちゃんと鼻に乗っかるキョエちゃん。

※同放送回のその他の疑問はコチラ

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