沸騰ワード カズレーザー自衛隊裏側潜入!東富士演習場「新山吹」編は見逃し厳禁
20年12月18日放送の日本テレビ系「沸騰ワード10」では自衛隊愛爆発のカズレーザーさんの自衛隊潜入ロケ。今回は19式装輪自走155mm榴弾砲を含む特科装備品視察とテレビ初公開となる東富士演習場にある機密施設「新山吹」へ。
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富士駐屯地
取材交渉に5か月をかけて今回潜入するのは東富士演習場の奥の奥にあるという機密施設「新山吹」。
現役自衛官でも選ばれし人間しか立ち入れないというレアスポットだそうですが、
現場に向かう車中では「炎の大作戦」を食してテンションアップ。
激辛まんじゅうが含まれたロシアンルーレットが楽しめるお菓子ですね。
そうしているうちに静岡県にある富士駐屯地に到着。
「特科の装備品は射程が長いから富士学校でしか演習できないですもんね。」
「特科って砲兵って呼ばれるのは曲線の軌道を描いてすごい長い距離とか障害物越しに撃つ。それのスペシャリスト。」
富士学校特科部は全国の野戦特科の教育、調査、研究を司る重要機関。
着替えを済ますと、
特科装備品
「新山吹」に向かう前に、特科装備品がズラッと並べられた光景がそこに。
「すげぇ!たまんない!かっこいいなコレ!」「このメンツはなかなか集まらないですよ。」
まずは、
MLRSはMultiple Launch Rocket Systemの略。
「THE武骨ですね。デケェっすね!あそこに(ロケットが)6個あるじゃないですか?あれがバシューン!って出てスゲェ遠くまで飛んでってドカーン。地対地ロケット。GPSで座標入れたら一撃で。そういうシステム。MLRS。」
「国内だと撃てないですもん。射程が長すぎるから。」
カズレーザーさん調べでは約20億円。
ちなみにこの見た目でちゃんとクラクションが付いているそう。
結構可愛い音に「急に親近感わきますね。」と笑顔のカズレーザーさん。
スポンサーリンク続いては、
戦車は、
- 射手が目標を直接見て射撃
- 弾丸が真っ直ぐ飛ぶ
- 射程は短距離
に対して自走榴弾砲は、
- 射手から見えない目標も狙える
- 弾丸が放物線を描く
- 射程は長距離
という違い。
「99式はめちゃくちゃ好きなんで。」「(砲身が)長いっすね!火薬が爆発してその圧力で(弾が)飛んでいくんですけど、すぐ出るよりは長くやった方が圧力を効率よく(弾に)伝えられるから。とんでもない長距離。こっから熱海ぐらいまで。」
カズレーザーさんのリクエストで砲塔を回してみる事に、
横90度まで回した状態で撃ってもその反動は吸収できるようになっているとの事。
「アウトリガーとかブッ刺さなくてもいいんですか」
アウトリガーというのはクレーンなどの大型重機を支える時に出す補助の脚の事。
他には、
12式地対艦誘導弾 SSM (Surface to Ship Missile)
コチラは内陸の山中から射撃しても洋上の目標を捉えられるという装備。
そしてまだ日本に数門しか存在していない最新装備。
キャタピラ車の数倍の機動力を誇り、緊急時に迅速に防衛任務に当たる事が出来るとの事。
重量は大体45kgほどで肩に担がせてもらうと「うわー!ちょちょちょっと待って!おもてぇっ!」とカズレーザーさん。
訓練している隊員であればひょいと担げるようですが。
データを入力するとあとは自動で火砲がセットされる仕組み。
特別に試乗してみると、最高時速100kmというスピード感に驚くカズレーザーさん。
後ろの席に乗せてもらった事もあって、前が壁なので何も見えなかったようですが。
スポンサーリンク新山吹へ
「新山吹は噂でしか聞かない。人が入れるわけない施設なので。」
そう言いつつテンションが上がって来るカズレーザーさん。
駐屯地を走る事10分で到着したのが総火演の射場入り口の看板。
「道が曲がりくねってたどり着くんですよ。不思議だったのが別に何にもない場所なんだから真っ直ぐな道作ればいいのになって。『これなんでなんですか?』って聞いたら運転してる人も『言われてみれば・・・』って。」
ついて見ればタダのコンクリート造りの建物があるだけ。ちゃんと看板は山吹色のようですが。
若干拍子抜けのように「ん?」と漏らすカズレーザーさんですが、
射弾下掩蔽部 (しゃだんかえんぺいぶ) 新山吹は上空40mを弾丸が通過して先においてある黄色い風船に弾着するという施設。
つまり目の前に弾着するのを間近で見れる建物なんですね。
備え付けられているのは当然ながら防弾ガラス。
そして今回の取材では目の前に砲弾が弾着するのを体験できるとの事。
目標から新山吹までは約200mという超至近距離。
今回の訓練では新山吹から3km離れた位置から5門のFH-70が射撃し、新山吹から200m先の目標に弾着させるとの事。
スポンサーリンクなぜこういった施設で目の前で弾着するのを見る訓練があるのか?というと、
初級幹部(小隊長)に対しての教育として行われていて、特科の火力を間近で体験するというのがその目的だそう。
訓練の想定としては、目標を防御陣地に設定し、防御陣地に普通科(歩兵部隊)が突撃をする前に特科火力で陣地を制圧するという想定。
新山吹から約5m先に白い旗が設置されていますが、実戦では歩兵部隊はほふく前進でこの位置まで近づいて榴弾の着弾を待つ事があるとか。
すぐ目の前で爆発が起こるのを伏せて待機するというのは想像を絶しますが、
この位置で部下隊員に対して指揮を出すのが小隊長の役割。
凄まじい弾着の音や衝撃の中でも冷静に部隊に指揮出来るように新山吹で訓練するわけですね。
空中破裂射撃開始
緊張感が増す中、
カズレーザーさんの号令「空中破裂射撃開始!」で訓練スタート。
「うわっ!めっちゃ揺れた!うーわっ!・・・・おぉっ!おおっ!近っ!いやそこじゃん!もう!」
上空で破裂させることで広範囲を制圧できるわけですが、
「めっちゃ揺れるじゃん!大丈夫これ?」
そう言っている間もひっきりなしに弾着してその度にリアクションするほどの衝撃。
「あのデカいコンクリの建物全体がビリビリビリ!って揺れるんですよ。超怖かったっす。」
「世の中でもこの種の衝撃ってないですもんね。びっくりした!」
「こういう訓練も何回も見てれば(特科部隊)への信頼もありますし、近くで待機も出来るんでしょうね。」
スポンサーリンク弾着地の確認
訓練が終わると、新山吹を出て弾着地の確認へ。
「現場行くの怖いっすね。飛んでこねぇんでしょうけど。」
実際の榴弾の破片を手で直接触れるのも訓練の一つ。
実戦の場ではこんな破片が降って来るというのも体験しておくのも大事。
弾痕は結構柔らかいという意外な感想。隊員いわく「耕されてる」からだそうですがw
着弾地点に仕込んだ定点カメラが衝撃でふっ飛ばされてしまったようですが、
撮影された映像を確認してみると衝撃で飛ばされたカメラに土がパラパラと降り積もるド迫力映像。
最後は訓練を無事終えたという事で記念メダルを授与されて終了。
以上、沸騰ワード10のカズレーザーさんの自衛隊裏側潜入シリーズから特科装備品チェック&東富士演習場「新山吹」編についてでした。