筋トレを毎日行うためにMSMのサプリメントが効果的？免疫力維持の為に心がける事
トレーニングの効果を出そうと筋トレを毎日行うのは実はかなりリスクの高い行為というのはある意味常識。確かに適度な運動は免疫系強化に役立って健康維持に効果的と言われますが、それも度を超すとオーバートレーニングになって逆に免疫系にダメージを負う恐れが。そんな時には関節に良いと言われるMSMのサプリメントが効くのでは？という研究結果が出ているそうで。
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トレーニングと免疫
当然といえば当然ですが、免疫系が弱ってしまうと感染症にかかるリスクも自ずと上がってしまうので、
そうなると結果的にトレーニングを休養する必要も生まれて筋肉にとってはマイナスですよね。
2007年に医学誌に掲載された実験では被験者を、
- アスリート
- 趣味でトレーニングをする人
- トレーニングをほぼしない人
の3グループに分けそれぞれの健康状態をチェックした所、
アスリートたちはトレーニングをほぼしない人たちに比べて呼吸器疾患にかかる確率が2倍高く、
趣味レベルに人たちに比べると4倍に高まる事が判明したとの事。
その他に別の専門誌にはトレーニングを習慣としているアスリートレベルの人たちは風邪をひきやすいという結果も発表されていますね。
実際の所「アスリートになればなるほど免疫が弱って体調を崩しやすくなる」というのはスポーツ界では長らく常識であり、鍛え上げられた肉体でいかにも健康そうな見た目なのに実は感染症やアレルギーなどの悪影響を強く受けて簡単に病気になってしまう繊細さを持っているというのがトップアスリート。
ではトレーニングによる免疫系へのダメージを最小限に食い止めるために何をすればいいのか？というと、
- 1.5時間以上のトレーニングメニューは避ける
- 疲労回復が不十分な状態でのトレーニングは避ける
- 長時間の運動時には必ず水分補給・栄養補給を行う
というのが基本ルール。
要するに「トレーニング中は水分補給・栄養補給を心がけ、トレーニング時間は短めに抑え、十分な休息期間を設けた上で運動する」というわけですが…これらのルールを厳格に守っている限り、トップアスリートにはとてもなれそうにないというのは大きなジレンマ。
アスリートにとっては長時間のトレーニングが必要な場面も多々ありますし、疲労が残った状態でもやるしかないのが実際の所。水分補給・栄養補給については心がける事で何とかなりそうですが、結局の所は激しいトレーニング無しではいかんともしがたいわけです。
逆を言えば健康を害するレベルのトレーニングを積み重ねても壊れない丈夫な体を持った人たちがトップアスリートとして頭角を現していくという事でも。
こういった長時間の激しいトレーニングでは体内のノルアドレナリンやコルチゾールといったストレスホルモンの分泌を活発にしてしまい、これらのホルモンは免疫系の働きを抑制してしまう作用があるというのはアスリートではなくても知っておくべき事で、
また、高強度のトレーニングや長時間に渡る運動では体内に貯蔵されているグルタチオンを減少させてしまうという点も重要。
グルタチオンはグリシン、グルタミン酸、システインの3つが繋がったトリペプチドの抗酸化物質であり、免疫機能を正常かつ健康に保つ上で不可欠な存在。
体を痛めつけるような激しい運動は体内での炎症を促し、細胞の酸化を促進する事にも繋がり、こんな状態が長く続けば炎症を治してくれるはずの体の働きも弱まる事に。
これはアスリートに限らず、毎日筋トレや有酸素トレーニングをするのを日課にしている人にも十分当てはまるお話ですよね。
スポンサーリンクMSMが効果的？
そこで登場するのがMSM(メチルサルフォニルメタン)のサプリメント。
コンドロイチンやグルコサミンなどの関節の健康維持に効くサプリメントと並んで売られている事が多いのがMSMだったりですが、実はこのMSMには体内のグルタチオンレベルを高める働きがあると最近の研究で明らかになって来ていて、
その働きのおかげで体内の酸化物質を影響から体を守り、高強度トレーニングによって引き起こされる免疫機能低下を予防する効果があると考えられているんですね。
MSMには硫黄が多く含まれていて、これが体内に入ると酸化還元のバランスが整えられたり、炎症に対する体の反応を正常に戻す力があるそうで、
実験でMSMの摂取によって運動による免疫機能低下を抑えられたとする結果も得られているというのは嬉しい情報。
専門誌に掲載された内容によると、実験では被験者をMSM摂取グループとプラシーボグループに分けて、筋トレ後の全被験者から採血をして血液中の炎症マーカーのレベルを調べた所、MSM摂取グループでは明らかに炎症マーカーのレベルが低くなったという結果に。
また、全被験者から採取した血液に病原菌を添加するという実験も追加で行うと、
プラシーボグループの血液では免疫反応がすぐにストップしてしまったのに対して、MSM摂取グループでは病原菌に抵抗する反応を示したという結果も。
この結果をもってMSMの働きによって、運動後のストレスに晒されても免疫力の調整が正しく行われ、正常な免疫細胞の数もしっかり維持されていたという結論に至ったというわけですね。
この他にもMSMには強い抗酸化作用が備わっていて活性酸素の除去も行ってくれるとも言われているので、免疫系の健康維持＆酸化による細胞のダメージ軽減効果というW効果はトレーニングを行う人にとっては大きな味方。
毎日トレーニングしたせいで体調を崩してしまったと心当たりがある人はMSMを取り入れてみてはいかがでしょうか。