ラジエーションハウス2 八嶋智人のオープニング&エンディングナレーションまとめ
ドラマ「ラジエーションハウス2」ではメインキャストの田中福男役とナレーター役の2役をこなす八嶋智人のオープニング&エンディングのナレーションが印象的。漫画原作版には無いドラマ版独自の演出で、どこか王様のレストランを彷彿させる意味深なナレーションという事で各話ごとにまとめてみました。
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第1話
ここに一枚の手紙がある。2年と108日。
2年と108日遠く離れていながらたった一通だけ届いた手紙である。
たった一通だけ。
ここに一枚の手紙がある。2年と108日。
2年と108日遠く離れていながらたった一通だけ届いた手紙である。
ここに写真を武器に命を救おうとする者たちがいる。
そしてここに七枚の手紙がある。
【コメント】
アメリカにいる間に五十嵐唯織が差し出したのは甘春杏に送った1通と、
その他に技師仲間に対する6通の計7通。
バラバラになっていたラジエーションハウスのメンバーたちが続編になって再集合するという第1話のストーリーを象徴するアイテムが手紙だったわけですね。
結局、五十嵐との2人きりでの食事に誘われたと勝手に思い描いていた甘春の期待に反して、ラジエーションハウスのメンバー全員が食事に誘われていたというオチがついたわけですが。
スポンサーリンク第2話
ここに一本の川がある。
向こうの岸とこちらの岸を真っ二つに隔て区別する川だ。
人と人との間にも目には見えない川が流れている。
ここに一本の川がある。
向こうの岸とこちらの岸を真っ二つに隔て区別する川だ。
人と人との間にも目には見えない川が流れている。
だがやがて人は作り出す。
二つをつなぐ大きな架け橋。
【コメント】
第2話のテーマは親の心子知らずならぬ「子の心親知らず」だったわけですが、要するに人同士の気持ちのすれ違い。
そして橋を渡っているのはタクシーに乗った甘春杏が辻村駿太郎とのデートの集合場所に急いで向かっているシーン。
川のように隔たりのあった2人の関係性が橋を渡るように遂に急接近?それとも?と暗示するナレーションでした。
ちなみに原作漫画では甘春杏に一方的に思いを寄せる辻村駿太郎という関係性は変わらず、特に進展はないのですが、原作から離れてオリジナルでストーリーが進んでいく傾向の強いドラマ版ではどんな展開になるのかは全くの未知。
五十嵐唯織と甘春杏の2人の関係性もどうなるのか?そこに広瀬裕乃がどう絡むのか?全ては今後次第という事ですね。
スポンサーリンク第3話
ここに一つのメガネがある。
近視、老眼、ブルーライトカット。
目を酷使する現代人にとって今や欠かす事の出来ない必須アイテムだ。
日本人男性の約3人に1人がメガネをかけているといわれている。
だが本当は…。
ここに一つのメガネがある。
日本人男性の約3人に1人がメガネをかけているといわれている。
だが本当は人は誰しも目には見えないメガネをかけているのかもしれない。
【コメント】
第3話のテーマは「色眼鏡」だったのでメガネがキーアイテムに。
最後はメガネを外す甘春先生。
職場恋愛について最初から無いと決めつけていた甘春先生がその色眼鏡を外した事で今後の恋愛模様に変化が?
スポンサーリンク第4話
ここに一つの城がある。
35年ローン、一人の女が持ち得る私財全てを費やし手に入れた家だ。
女は言う、誰にも邪魔されない最高の空間を手に入れたと。
この瞬間までは…。
ここに一つの城がある。
勤続通算18年、一人の女がどこよりも長い時間過ごして来た場所だ。
女は言う、これ以上ない最高の空間を手に入れたと。
この瞬間までは…。
【コメント】
第4話は黒羽たまき回だったのでオープニングもエンディングもどちらも黒羽たまき尽くし。
どちらも〆の展開はぎっくり腰というオチなわけですが、オープニングでは「城=家」だったのがエンディングでは「城=放射線科の職場」に変化。
第1話では別の職場で働いていた黒羽たまきですが「最近マンション買っちゃってさぁ、女一人でローン返すにはここ位の給料無いとキツイんだよねぇ。」と言っていたので最高の空間=甘春総合病院のラジエーションハウスというわけではないようですが。
第5話
ここに一枚の十円玉がある。
物やサービスとの交換に用いられる価値交換媒体だ。
あらゆる物には値段が付けられていて、あらゆる検査にも値段が付けられている。
1点につき10円の値段が設定されている。
ここに一枚の十円玉がある。
あらゆる物には値段が付けられていて、あらゆる検査にも値段が付けられている。
だがその本当の価値を決めるのはその物を使う人たちなのかもしれない。
【コメント】
黒羽たまきがいつも食べている好物のスマイルヌードルの値段は160円。
小野寺技師長が食べているウィンナーパンの値段は180円。
灰島院長によればレントゲン一枚につき病院の売上は680円。
スポンサーリンク第6話
ここに一つのおにぎりがある。
その隣には一つのサンドイッチ。
どちらもランチの定番であり宿命のライバルだ。
優劣はつけがたく、人々を迷わせる。
果たしてどちらが選ばれるか?
ここに一つのおにぎりがある。
その隣には一つのサンドイッチ。
どちらもランチの定番であり宿命のライバルだ。
敵とライバルは違う。
対峙する敵とは対照的にライバルは同じ方向を向いている。
お互いを認め合い高め合う。
ライバルは同志でもある。
【コメント】
甘春杏はおにぎり(=五十嵐唯織) or サンドイッチ(=辻村駿太郎)のどちらを選ぶ?というナレーション。
エンディングではおにぎりを選ぶように念を送っている売店のおばちゃんが気になったり。
最終的には広瀬裕乃におにぎりを横取りされちゃう形になっちゃいますが、それはそれで状況がより複雑に。
第7話
ここに一つの時計がある。
回り続ける時計の針を見て人々は時折錯覚する。
その時間は永遠に続くものだと。
ここに一つの時計がない。
時間は消えていく。
永遠に続くと思っていた時間はある日突然と姿を消してしまう。
だからこそ人は大事に出来るのかもしれない。
今ここにある時間を。
【コメント】
今回は悠木倫の回という事で「人生のおける時間」「余生」などがテーマ。
スポンサーリンク第8話
ここに一枚の鏡がある。
鏡は映し出す。
その人のありのままの姿を。
時には知りたくない現実まで容赦なく映し出す。
ここに一枚の鏡がある。
鏡は映し出す。
その人の一番美しい姿を。
それはどんな自分も受け入れて、心から笑った時の笑顔なのかもしれない。
第9話
ここに一つの名前がある。
名付けた親はこう願ったのだろう、我が子が幸福になりますようにと。
名は体を表すといわれている。
だが実際は。
彼はとにかく運が無かった。
新卒で入社した旅行会社。
3週間後にまさかの破産でリストラ勧告。無職に。
次に務めたお菓子メーカー。
突然の不祥事、業績悪化に伴うリストラ勧告。無職に。
次に務めたおもちゃメーカー。
外資系企業による買収、やっぱりリストラ勧告。無職に。
そして運命の相手だと思ったその女性を…
こうして捨てられっぱなしの不幸な男、田中福男は巡り巡ってこの病院にやって来た。
次こそは幸福を手に入れる為に。
ここに一つの名前がある。
名付けた親はこう願っていたのだろう、周りに幸福を届ける男になりますようにと。
そしてそれは新たな福となる。
名は体を表すといわれている。
【コメント】
ちなみに劇中に登場したゴシップをまとめたノートは田中さんがまとめている設定でしたが、原作漫画だとメーカー営業の武田さんがゴシップ集めに奔走するという役回り。
患者さんとして営業の山田さんが登場した回だったので少し原作とリンクした内容でしたね。
スポンサーリンク以上、ラジエーションハウス2の八嶋智人によるオープニング&エンディングナレーションまとめでした。
※続きは物語の進行に合わせて随時更新予定