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ヒューマニエンス 犬の上目遣いは計算?人間に飼われるための進化


22年6月15日放送のNHK「ヒューマニエンスクエスト」は犬特集。という事で犬の上目遣いの秘密について放送内容をまとめてご紹介。

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犬の上目遣い

麻布大学の菊水健史教授によると、

犬が上目遣いをする時に動かす筋肉(眼輪筋)は犬の祖先であるオオカミには存在しておらず、犬が人間と一緒に生活するようになってから獲得した能力なんだとか。

同じ環境で一緒に過ごしていると遺伝的には遠い動物同士でも同じような能力が備わって来るものだそうで、

菊水教授「ヒトの環境に犬が入って来て、ヒトと生活する中でヒトが大きな存在になって来て、そこで犬が獲得する遺伝子はヒトに似てくるという事です。」

犬が人間に守られる存在、生きる為に必要な存在になった事で犬の遺伝子は人間と良好な関係を築けるように変化しやすくなったというのが菊水先生の考え。ヒューマニエンス 犬の上目遣いは計算?人間に飼われるための進化

つまり人間に好かれるように好かれるように進化した結果が今の犬にあるという意味で高度な生存戦略と捉える事も。

菊水教授「ヒトの社会にどうやって侵入して数を増やしていくか?という点では大成功ですね。」

当然ながら人間にとって都合のいいように人工的に交配させて生まれた犬という側面が強いものの、その人間の思惑に上手く乗っかった犬という考え方も出来るわけで。

菊水教授「ヒトと犬がどういう風に出会って、その原点を大事にしながら次の未来を考えるべきだろうなと思います。」

以上、ヒューマニエンスクエストから犬についてでした。

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