アボカドの種はなぜ大きい?チコちゃん
26年5月8日放送の「チコちゃんに叱られる」の問題『アボカドの種はなぜ大きい?』の答えなどスーパーアキダイの秋葉社長が語り手を務めるNHコスペシャルと共にまとめてご紹介。
スポンサーリンクゲスト出演者
【ゲスト】南野陽子、片寄涼太
【VTRゲスト】アキダイ社長・秋葉弘道
アボカドの種はなぜ大きい?
1問目の出題は、
アボカドの種はなんで大きいの?
チコちゃんの答えは、
でっかい動物に食べてもらいたいから
解説は南九州大学の前田隆昭教授。
アボカドは中央アメリカらからメキシコにかけての熱帯地域で生まれた果物で現在でもメキシコやコロンビアなど中南米で多く生産されており、実はその品種は1000種類以上。
その中で日本で多く売られているのは主にメキシコで栽培されているハスという品種で卵形、表面はザラザラ、緑の皮が熟すと黒く変化といった特徴を持ち、一方で日本で栽培されている品種はベーコンと呼ばれるものが多く表面はツルツル、熟しても皮が緑のままといった特徴。味の面で言うとハスの方が濃厚でクリーミーなのに対してベーコンはあっさりでほのかな甘みがあったりという違い。
その他にもミゲル、ウィンターメキシカンといった様々な品種がありますが、そのどれもに共通しているのが果実に対して種が大きいというアボカドお馴染みの特徴。
という事でここからは「NHコスペシャル シリーズアボカド」がスタート。そしてナビゲーターを務める語り手はまさかの秋葉社長が担当。
アボカドが地球上に誕生したのは中南米の森の中と考えられていて、人類の祖先でアウストラロピテクスが存在していた258万年前までには既に誕生。
そんなアボカドが育つには日に当たることが必要不可欠ですが、木に出来た実が地面に落ちてそこで新芽が芽吹いたとするともともとの木のせいで日陰になってしまうので日に十分に当たらず種がそのまま腐ってしまうか、発芽しても枯れてしまう運命をたどる事に。
スポンサーリンクそこでアボカドとしてはもとの木から離れた場所に種を運ぶ必要があるわけで、そこで生育範囲拡大のためにアボカドが目を付けたのがその時代を生きる巨大動物たち(=メガファウナ)。
約12万6000年前の更新世と呼ばれる時代になると全長3mにもなる巨大なアルマジロ(=グリプトドン)や全長が6mにも達する巨大ナマケモノ(=メガテリウム)といった巨体を誇る動物たちが多く存在しており、それらの大きくて体力のある動物たちは小型動物たちに比べて行動範囲が広いためにアボカドが生育範囲を広げるには格好のターゲットに。
アボカドを食べた巨大動物たちが遠くへ移動して種が混ざったフンを排せつしてくれればそこでまたアボカドは勢力拡大を図れるわけで、そうなるためにアボカドが進化したのが「たっぷりの脂質」「大きな種」という2点。
巨大動物たちがその巨体を支えるために大量の栄養摂取が必要でしたが、そこでアボカドは自らが脂質たっぷりで栄養満点な食べ物になる事で巨大動物たちに猛アピール。いつも枝や葉など脂質の少ない物を食べて来た草食動物たちにとってアボカドは大変魅力的な食べ物に映ったはずでこの目論見は大成功。
ただし、巨大動物たちは消化器官も大きいために食べたものをどんどん消化していってしまう特徴があり、そうなるとアボカドとしては種も一緒に消化されてしまうと困るわけで、そこで重要になってくるのが巨大動物ですら消化できないほど大きな種。
スポンサーリンク種は大きければ大きいほど発芽に必要な栄養を内側に蓄えられるので、その頃のアボカドは大きな種の周りを薄っすらと実の部分が覆っている姿をしていたと想像されていて、その大きさも現在のアボカドよりも遥かにミニサイズで例えるならアーモンドチョコ的な雰囲気。
また、種の表面をツルツルにする事で消化器官の中をスムーズに通り抜けられる工夫も施したり、種に苦みや弱い毒を含ませる事で小動物たちに種を砕かれてしまわないよう対策もバッチリ。
こうして巨大動物たちを狙い撃ちにする事で南北アメリカ大陸へ徐々に勢力を拡大していったアボカドですが更新世末期に巨大動物たちがどんどん息絶えて行ったことでその生存戦略に黄信号が灯る事に。
そこで救世主のごとく現れたのが人類。
巨大動物たちの絶滅の少し前にアメリカ大陸までその生息範囲を広げていた人類は巨大動物たちを狩猟していたと考えられていて、ちょうどその頃に人類はアボカドを食料として口にするように。
栄養価の高いアボカドは人類にとっても貴重な食料で、手が器用で道具が扱える人類は種だけを上手くくり抜いて果実だけを上手に食べる術を身につけ、巨大動物たちにとって代わってアボカドの生息範囲を広げる役割を担う事に。
スポンサーリンク中央アメリカ・ホンジュラスのエル・ヒガンテ岩陰遺跡で発掘されたアボカドを分析してみると、ある時期を境にアボカドの実が急に大きくなるという変化が観察されたそうで、これを踏まえると約7500年前には人類が大きな実のなるアボカドの木を選別して育てていたことが推測されるそうで、つまりこれはアボカド栽培のスタートともいえる事象。
こうして人類によるアボカド栽培は南北アメリカを中心に西インド諸島へと広まりを見せ、その後大航海時代に突入するとアメリカ大陸にやって来たスペイン人が本国へ持ち帰ったことがきっかけで全世界へ拡大。
日本には大正時代には既にアボカドの苗がやって来ていたそうですが、野菜とも果実とも分からない未知の果実だったアボカドは日本ではなかなか広まらず、2000年代にテレビや雑誌で盛んに取り上げられたことをきっかけにしてようやく「森のバター」というキャッチコピーと共に日本でも広く認知されるように。
ちなみにナビゲーター役だった秋葉社長は最初のセリフ「老若男女」を噛まずにうまく言えるかどうか不安で前日は眠れなかったというこぼれ話で1問目は以上。
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