服を買うと布の切れ端が付いてくるのはなぜ?あの名称は?「チコちゃんに叱られる!」
20年10月09日放送のNHK「チコちゃんに叱られる!」で紹介されたのは『服を買うと布の切れ端が付いてくるのはなぜ?』という本日のゲストの桂由美先生ならチコって当然という服飾に関する疑問。ちなみにあの布の切れ端の名称って何だかご存知ですか?
※同放送回のその他の疑問は別記事でフォロー。
スポンサーリンク出演者
【メインMC】チコちゃん(声:木村祐一)
【アシスタント】塚原愛(NHKアナウンサー)
【ナレーション】森田美由紀(NHKアナウンサー)
【レギュラー】ナインティナイン 岡村隆史
【ゲスト】桂由美、間宮祥太朗
【VTR】井戸田潤、大島美幸
チコちゃんの疑問その3
服を買うと布の切れ端が付いてくるのはなぜ?
3問目は笑いから始まるいつものパターンですが、
チコちゃん「パリコレ出た~い。桂由美のモデルとしてランウェイ歩きた~い。」
桂由美「面白そうね。」
以外にアリw
クイズに行く前に話題は桂由美さんが飼っているCocoちゃんというワンちゃんへ。
名づけの元は桂由美さんが尊敬するココ・シャネルからだそうですが、実はメスではなくオスだったというオチw
さて、気を取り直して
3問目の指名は、ファッションセンスがいいおしゃれな大人ってだーれ?
ここは順番的に僕かな?という事で岡村さんが解答者に。
ファッションの問題になりそうですが、桂由美さんであれば流石にコレはチコるだろうという事であえて。
チコちゃん「先生ちょっとお口に桂由美デザインのファスナーお願いします。」
ここでチコちゃんの疑問は、
なんで服を買うと布の切れ端が付いてくるの?
穴が開いた時などの補修用の布の切れ端という答えですが、
チコちゃん「どう直しますか?」
パッチワークのように縫うという岡村さんですが、
チコちゃん「ボーっと生きてんじゃねーよ!」
ということでチコちゃんの答えは、
かけつぐため
解説はユニフォーム研究家の佐野勝彦さん。以前登場した制服に関する疑問でもお世話になった先生ですね。
そもそも日本で既に完成している服である既製服を買うという文化が生まれたのは戦後になってからの事。
それ以前は仕立て屋で自分用に生地から仕立てた服を買うか、家庭でシンプルなデザインの服を手作りするのが一般的でした。
これが1950年代中ごろから洋服を着るのが当たり前になり、既製服が百貨店を中心に売れ始め、より多くの人に服を買ってもらうために百貨店はあるサービスを取り入れる事に。それが、
服に共生地(ともきじ)と呼ばれる布の切れ端を付けるという事。
あの小さな布の切れ端である共生地は元々は百貨店が始めた販促用のサービスだったんですね。
当時の服は今よりも高価なシロモノで穴が開いても簡単には捨てられず、補修して着続けるのが一般的。
その時に活躍するのがあの共生地。
プロの手にかかればキレイに補修できるのですが、その技法がかけつぎ(かけはぎ)。
ザックリとした工程を説明すると、
- 傷よりも少し大きめに布をカット
- カットした共生地から横向きの糸を一部外して縦糸を残す
- 傷の近くに針を刺して糸の輪を服に通す
- 共生地の縦糸だけを残した部分を重ねる
- 糸の輪に生地を挟み込んでいって補修部分に織り込んでいく (150回以上)
- 共生地と元の服のつなぎ目に熱で溶ける専用ののりを付け
- つなぎ目がなじむように糸を調整
- 自然な見た目に調整した所でアイロンを当ててのりを溶かして共生地を固定
- 表面の余分な糸をカットして完成
工程5の根気のいる作業も大変ですが、職人の一番の腕の見せ所は工程7の生地の自然ななじませ方。
固定前だとうっすらとつなぎ目が分かってしまう所が、なじませて固定するとこんなに自然な見た目になっていますよね。
最近ではお手頃価格の服も増えたのでかけつぎしてまで着続けるという文化自体が薄れている昨今。
つまり共生地の使い道はどんどん無くなってきていると佐野先生。
ということでコチラが結論。
服を買うと布の切れ端が付いてくるのはかけつぐため
でした。
キレイに元通りにしたい事は?という質問には「夜の銀座の心意気。」とチコちゃん。
最後に塚原愛アナから補足。
共生地があっても生地の種類や変色の具合によってキレイに塞げないケースもあるとの事。ちなみに共生地が付いていなくてもズボンの裾の折り返し部分の布などの見えない部分の生地を流用して穴を塞ぐというワザもあるとか。
確か、かけつぎ以外にも共生地はクリーニングの際の色落ちなどを事前に確認できたりという使い道があったり。
チコちゃん「かけつぎ店にかけこんでください。」「あんまりかかってませんでした。」
総括ではかけつぎなどの繊細な技術は今後も無くしたくはない文化と桂由美さんの言葉で本編終了。
チコちゃん「そう思いながら中島みゆきの『糸』を聴かないといけないわね。」
スポンサーリンクひだまりの縁側で・・・コーナー
いつものおたより紹介コーナーでは、
コロナ渦でカラオケに行っていないので歌ってストレス発散したいと言うキョエちゃん。
「あ~~~!」の歌い出しから想像して続きを歌ってと岡村さんにリクエストするキョエちゃんに従って、
松田聖子『青い珊瑚礁』、クリスタルキング『大都会』を歌う岡村さんですが、
正解は八神純子『みずいろの雨』でしたw
続いては「あ~~あ~~!」で出題。
クリスタルキング『大都会』を改めて答える岡村さんは不正解。
正解は山口百恵『いい日旅立ち』でしたw
キョエちゃん「あぁあ やんなっちゃった あぁあ 驚いた♪」
牧伸二w
気を取り直して今回のおたよりは受験生の子を持つ方から。
歌を歌いながら勉強している子どもに集中できているのかどうか疑問というお話。
公立諏訪東京理科大学の篠原菊紀教授の監修による専門家からの受け売り情報では、
歌いながらの勉強は基本的には学習能力が低下するので望ましくないが、向いている分野もあるそうで、漢字の反復練習や基本的な計算問題を連続して解いたりという単純作業では効果的との事。
これらの単純作業であれば脳の複雑な情報処理能力に影響があまり出ないので好きな音楽を聴きながら勉強したりするとかえって効率が高まるとか。
おたよりでは歌いながらだと計算ドリルのスピードが上がったという報告もあったのでまさにその通りだったわけですね。
ちなみに岡村さんはセリフを覚えるのに家でずっと歩き回りながら小声でぼそぼそと練習するスタイルだそうですが。
ところが本番で大きな声を出した瞬間にセリフが吹っ飛ぶという弊害もあったりw
おたよりのあて先は、
〒150-8001 NHK 「チコちゃんに叱られる」係 宛て
※お名前/ご住所/ご連絡先(電話番号やメールアドレス)をご明記ください。名前のわきに「5さい」と書いてください。
番組公式ホームページ http://nhk.jp/chikochan
ですね。
キョエちゃんに勉強について聞いてみると、最近は動画編集を勉強しているそうで「打倒!フワちゃん!」と言い出す始末。
キョエちゃん「岡村の重大発表をお聞きください。どうぞ!」
岡村「え~・・・。ベランダでメダカを飼います!」「・・・何でこんな事言うてもうたんやろ・・・」
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