チコちゃん 黄色い通学帽子を小学生がかぶる理由は?警察官のアイデアは西部劇から
22年5月6日放送のNHK「チコちゃんに叱られる!」の第1問は『小学生が黄色い帽子をかぶるのはなぜ?』という問題。という事で内村光良登場のチコジェクトXと共に西部劇のカウボーイハットから黄色い帽子を思いついたエピソードなど番組内容をまとめてご紹介。
スポンサーリンクゲスト出演者
【ゲスト】西田尚美、向井慧
【VTRゲスト】内村光良、八十田勇一
小学生が黄色い帽子をかぶるのはなぜ?
この日1問目の出題は、
なんで小学生は黄色い帽子をかぶるの?
子どもが好きな色が黄色だからという西田尚美さんの説明ですが、
チコちゃん「ボーっと生きてんじゃねーよ!」
というわけでチコちゃんの答えは、
坂下さんが西部劇を見たから
解説は和歌山県交通安全協会の専務理事・西川敏秋さん。
実は黄色い帽子の発案者は坂下さんという警察官。
ここで始まるのはチコジェクトX (田口トモロヲさん風に内村光良ナレーションver.)。
岡村「カメラ目線。笑」
チコジェクトXタイトルは「交通戦争から子どもたちを救え! 黄色い帽子誕生秘話」
時は昭和30年代。
高度経済成長期に突入した日本で自家用車は庶民のあこがれの的。
マイカーブームがにわかに巻き起こって都会の交通量は大幅アップ。
自動車の普及に伴って当然ながら増えるのは交通事故死亡者の数ですが、
その多くは子供や高齢者という現実。
歩道やおろか信号すら整備が追い付いていない状況ではこれも納得。
そこで和歌山西署で交通課係長に勤めていた警察官・坂下敏郎は「子どもの事故は大人の責任で防がなければ」と一念発起。
警察でもこの急増する交通事故に手を焼いている中にあって、坂下は信号機代わりも兼ねて道端でドライバーに注意喚起をする毎日を送りますが一人の警察官の努力ではなかなか効果も上がらず。
昭和34年には東京都で学童擁護員(通称 緑のおばさん)が導入されると、この制度を和歌山でも導入しようと坂下は上司に提案しますが、学童擁護員は東京都が日当を払って雇っていた職員だったため、和歌山では予算の問題で導入には至らず。
そんな状況が続く中、
日清戦争での日本側戦死者数1万7282人に迫る勢いから”交通戦争”と揶揄される事態に。
そんな中、坂下はふと出かけた映画館で西部劇を鑑賞し、オレンジ色のカウボーイハットをかぶったカウボーイが遠くからも目立つという事にハッと何かを思いつき、
翌日から坂下は知人の子供に帽子をかぶってもらい300m離れた所からその視認性を実験する日々。
時間帯や天候など考慮してのべ1万人にも及ぶ子供たちに協力してもらい実験を繰り返した結果、
小さな体の子供たちはドライバーからすると死角に入り込みやすく、そこで体の一番上に位置する頭部に目立つ色の帽子をかぶせる事で最も目立ちやすくなるという理にかなったこのアイデアは無事採用され、
昭和35年4月に和歌山西署は管内の小学生や園児に黄色い帽子の着用を呼びかける事に。
さらに前年公開された映画の主題歌「黄色いさくらんぼ」がヒットした事で”黄色”がにわかにトピックとなっていた事も追い風となり、黄色い帽子は全国紙に掲載されるほどに。
これによって全国へ黄色い帽子が普及。
この取り組みが功を奏してか徐々に子供の交通事故死者数は減少へ。
現職の警察官がこの表彰を受けるのは異例。
というわけでコチラが結論。
小学生が黄色い帽子をかぶるのは坂下さんが西部劇を見たから
でした。
黄色いもので何が好き?という質問には「だし巻き卵。」とチコちゃん。
という事で1問目は以上。
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