ダイエットで痩せる部位の順番は？MRI検査結果は小腸の内臓脂肪とウエスト うちむら見える化TV
22年7月26日放送テレ東系「うちむら見える化TV」ではダイエットはどの部位から痩せるのか？MRIを使って科学的に検証。その結果は小腸周りの内臓脂肪とウエストが痩せる部位という事で2週間で10kg痩せたミートファースト糖質制限のやり方も合わせて放送内容をまとめてご紹介。
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検証前MRI
検証に挑むのは女性芸人コンビかぎしっぽのれおてぃ(34歳)。
まずは検証前に身体測定を行ってみると、
- 身長 163cm
- 体重 80.7kg
- 首周り 36.8cm
- 二の腕 29cm
- 腹囲 110.3cm
- お尻 109.4cm
- 太もも 67.4cm
という身体データ。
そして体がどこから痩せていくのかをチェックするのは人間ドックなどでお馴染のMRI検査。
これを2日に1回のペース(2週間で7回)撮影し続ける事でどのような体内の変化が現れるのか見てみようという実験ですね。
MRIでは脂肪は白く映るので一目瞭然。
実験を監修した工藤孝文先生＆工藤あき先生による検証前のMRI画像診断からスタート。
分かりやすいのはやはりおへそ周り。
工藤孝文先生「浮き輪みたいになるじゃないですか？なのでそこに一番内臓脂肪がついている状態。」
皮下脂肪と内臓脂肪が両方つきやすいお腹周りが一番分かりやすい部位という事ですね。
ちなみに標準体重の20代女性のMRI画像と比較すると、
体の外側も内側も白い部分(＝脂肪)が多いのが一目瞭然ですよね。
ダイエットスタート
という事でいよいよダイエットが始まりますが、
ダイエット方法は工藤孝文先生おすすめという「ミートファースト糖質制限ダイエット」。
これは食べ順ダイエットと糖質制限を組み合わせた方法で、
肉 → 野菜 → 糖質(1日100g)の順で食事をとるのが特徴。
摂取カロリーはれおてぃの身長や体重から1日1600kcalに設定。
真っ先に肉を食べるとインクレチンが分泌されるので血糖値が上がりにくくなり、さらには食欲を抑えられるという効果。
さらに肉に含まれるL-カルニチンが脂肪燃焼を促進してくれるのでダイエット効果アップ。
そしてダイエットのもう一つの基本となる運動面では、
部屋で出来る自重筋トレ15分と有酸素運動のウォーキングを組み合わせ。
MRIその2 (ダイエット3日目)
まずはダイエット開始から3日目の体重を測ってみると、
- 体重 76.5kg (マイナス4.2kg)
体重計の数値や見た目でもかなり痩せているようみ見えますが、
MRIを見てみると、
工藤孝文先生「画像上は脂肪が減っている印象はないですね。1回目と2回目でお腹の中の白い部分の色の濃さ、範囲に変化が無いので脂肪が燃焼した証拠はないんですね。」
「糖質制限をする患者さんたちは初日、2日目に豪快に体重が落ちるんです。炭水化物を制限していると体の水分が抜けやすいんですね。水が抜けただけですので、まだダイエットが始まったわけではない。」
という事でまだまだダイエットは継続。
MRIその3
この日の体重は、
- 体重 75.1kg (マイナス5.6kg)
工藤孝文先生が明言していた通り、豪快に減った最初の3日間に比べると減り幅は緩やかに。
そしてコチラがMRI画像の比較。
工藤あき先生「1回目と3回目を比較するとやっぱりお腹周りの内臓脂肪がぐんと、まるでウエストが出来たように減っているのが分かりますよね。」
「腸はMRIで映した時に黒く映るので腸の周りの白くなっている所が内臓脂肪ですので。そこの体積がぐっと絞られたように減っているので特に部位的には”小腸周りの内臓脂肪”が減っているという風に考えられます。」
さらに小腸周り以外も変化が表れているようで、
「腰回りの皮下脂肪の体積が減っているように見えますので、ここが減少したと捉えて良いと思います。」
具体的には厚みが5.0cm → 3.9cmに減少。
実際にお腹周りのサイズを測ってみると、
- 腹囲 110.3cm → 102.6cm (マイナス7.7cm)
数値で見てもサイズダウンしているのが分かりますね。
内臓脂肪とウエストのどちらが先に痩せるのか？については、
工藤孝文先生「内臓脂肪から優先して落ちていくので内臓脂肪が減って来たら皮下脂肪もエネルギーとして消費していきますね。運動も一緒にされていたのでお腹周りの部分痩せが上手く出来ているんだと思いますね。」
ちなみに脂肪は一気には落ちずに緩やかに減少していきますが、蓄えられた中性脂肪が脂肪酸に分解されてそれが血液中へ。
血液中の脂肪酸が筋肉や肝臓でエネルギーとして消費されて二酸化炭素と水(尿や汗)となり体から排出されるというのが脂肪が減っていく基本的なメカニズム。
スポンサーリンクMRIその4、その5
検証期間は2週間なのでなおも実験は続き、自宅トレ以外にもボクササイズにも挑戦。
- 体重 73.6kg (マイナス7.1kg)
4回目のMRI画像ではさらに内臓脂肪の減少が加速。
そして5回目になると、
- 体重 73.1kg (マイナス7.6kg)
皮下脂肪の減り方も明らかに。
MRI最終日
そしていよいよダイエット最終日。
体重測定では、
- 体重 70.3kg (マイナス10.4kg)
2週間で10kg痩せを達成したわけですが、
MRI画像でビフォーアフターを見てみると、
皮下脂肪が9.3cm → 6.8cmに減少。
内臓脂肪が減った事でくびれが復活。
工藤あき先生「内臓脂肪で押し出されていた筋肉がが今度は逆に内側に凹むようにくびれるほど内臓脂肪が減っているのが見える。」
スポンサーリンク見た目の変化だと、
顎周りもすっきりして小顔に。
下半身もすっきり。
ちなみにダイエット終了からたった4日で体重が75.9kgまであっという間にリバウンドしたそうで、
せっかくなのでMRI画像を撮ってみると、
MRI的にもリバウンド確定。
工藤あき先生「画像的にもリバウンドしてしまっていますね。お腹の内臓脂肪が減って周りの筋肉の輪郭が内側に凹んでいたのが、リバウンド後は少し真っ直ぐになってしまっているのでその分内臓脂肪が増えたんだと思います。やっぱり場所的に見て小腸周りの内臓脂肪がまた大きくなってきているように思えます。」
皮下脂肪も順調にリバウンドしてサイズアップ。
太ももも徐々に元通りになりつつありますね。
という事で以上うちむら見える化TVより、
ダイエットで痩せる部位の順番をMRI検査した結果についてでした。