プレバト俳句ふるさと戦福島ランキング結果梅沢富美男のタイトル優勝は？

22年9月22日の「プレバト俳句ふるさと王争奪戦」では福島の名所写真を題材に梅沢富美男、中田喜子、犬山紙子、キスマイ千賀、勝村政信がランキング争いという事で結果を一覧でまとめてご紹介。

ランキング結果

5位最下位犬山紙子『秋色や窓ガラスから宇宙から』

車窓から見える紅葉は宇宙からも見えるという意味の句ですが、

その説明を聞かないと何を詠んでいる句なのか分からないのが最大の問題点。

『宇宙から紅葉見えるといふ話』とすると焦点となる宇宙がしっかり際立ち、秋らしい光景という少しぼんやりした季語の「秋色」ではなく紅葉とした事で言いたい事がよりハッキリ。

4位勝村政信『山粧ひ一目惚れした吾も粧ひ』

「内容があまりにも面白くない句です。中七が陳腐ですよね。」とバッサリ。

かといって一目惚れを丸々消してしまうと作者の意図が全く残らなくなってしまうので、無理やり一目惚れを残して、

『粧へる磐梯山に一目惚れ』という添削案。

ただこうした所で写真と組み合わせて見てみても「本当に面白くない。写真に対して失礼。」と重ね重ね辛辣。

3位梅沢富美男『赤べこの背なに揺られて山装ふ』

車の後部座席に乗って揺れる姿を赤べこになぞらえた一句で、書きたい事は伝わるものの、

「揺られて」の「て」がやや手ぬるい(中七の「て」は要注意)と夏井先生。

また「山装ふ」も擬人化なので2つの擬人化が重なって損という点も。

これを踏まえて『赤べこの背なに揺らるるごとく秋』とすれば、秋の季語が句と写真を大きく包む事が出来るというアドバイス。

2位中田喜子『秋燕レークラインの影ゆらら』

写真と組み合わせて考えた時に「秋燕」を持って来たのは良い判断と夏井先生。

レークラインも写真の道が湖に続いているんだろうなと想像させるもので悪くないという評価。

ただし『湖へ秋の燕の影走る』とする事で動かない写真の中に動く燕の映像を添える工夫も出来るという添削案。

作者の意図としては羽休めをする燕を強調したかったようですが、ここはあえて動きを加える判断で、

こうする事で写真に写る道路と「走る」の取り合わせもあって色んなイメージが浮かびますよね。

1位キスマイ千賀『ラジオからソウル会津は初紅葉』

写真と組み合わせて見ると「運転中のカーラジオ」である事が分かり、

会津魂という言葉と音楽のジャンルであるソウルの響き合いも伝わって来る良作と夏井先生。

以上、プレバト俳句ふるさと王争奪戦の福島ランキング結果でした。

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