福井県で恐竜の化石がたくさん見つかるのはなぜ?チコちゃん
26年7月10日放送の「チコちゃんに叱られる」の問題『なぜ福井県で恐竜の化石がたくさん見つかる?』の答えなどまとめてご紹介。
スポンサーリンクゲスト出演者
【ゲスト】島崎和歌子、ハナコ岡部
【VTRゲスト】なし
なぜ福井県で恐竜の化石がたくさん見つかる?
2問目の出題は、
なんで福井県で恐竜の化石がたくさん見つかるの?
チコちゃんの答えは、
山を動かしたから
解説は福井県立恐竜博物館の寺田和雄副館長。
これまで日本で見つかった新種の恐竜のうち学名が付いているものが13種類いる中で福井県で見つかっているのはほぼ半数にあたる6種類というデータが表している通り福井県は恐竜王国。
- フクイサウルス・テトリエンシス
- フクイラプトル・キタダニエンシス
- フクイベナートル・パラドクサス
- ティラノミムス・フクイエンシス
- フクイティタン・ニッポネンシス
- コシサウルス・カツヤマ
とそれぞれ学名が付けられていて、そのどれもがフクイのネーミング入り。※コシは福井の古い呼び名
スポンサーリンクここまで多くの恐竜が見つかっている理由として考えられるのは福井独自の発掘方法にその秘密があるそうで、関係者以外立ち入り禁止になっている実際の発掘現場を覗いてみるとそこにあったのは横幅200m、縦90mほどの崖地帯。
また、そこは「最初のワニ化石」という看板が立っており、これは1982年に1億2000万年前のワニ類の全身の化石が見つかったという出来事を表す大事な「出発点」。
その後、隣の石川県の同じ地層から恐竜の歯が見つかるという出来事があり、これをきっかけに「福井県で恐竜の化石が出るかも?」という可能性が高まった事でワニの化石が見つかった場所を改めて掘ってみると恐竜の骨や歯の化石を発見。
これはつまりその場所がボーンベッド=恐竜の化石が密集した地層であるという意味に。
そもそも恐竜の化石は恐竜が死んだ後に泥や砂などに埋まり、そこに含まれる鉱物が骨などに染み込んでかたくなって形成されるものですが、これらが密集する地層(ボーンベッド)というのは洪水などで恐竜の骨が大量に流され、流れが緩やかな場所などにたまり、そこにどんどん土などが覆いかぶさる事で恐竜の化石が密集して出来た地層のこと。
となると福井県で発見されたこのボーンベッドを集中的に発掘すれば恐竜の化石が次々に見つかっていく算段なわけですが、そこで一つ問題になったのがそのボーンベッドが山に埋もれた場所にあり、山がそのままの状態だと発掘作業が行えないという悩ましい状態。
通常、山で化石が見つかった場合の発掘作業は化石が見つかった地層の部分を横から掘り進めてトンネルを作るように探すアプローチがとられる事が多いですが、これだと発掘できる範囲が狭く、掘り過ぎると山が崩れてしまうというリスクも。
そこで福井県では重機を使ってボーンベッドの上にある山を少しずつ切り崩してボーンベッドの地層を露出させて発掘に最適な環境にするというプロジェクトを進め、化石が土地に含まれていないかを確認しつつ少しずつ土地を剥がしていくという作業は35年以上続けられているそうで、その苦労の甲斐あって今の所6種の新種発見に至っているというのが恐竜王国・福井県の現状。
スポンサーリンクちなみに切り崩した山はすぐ横にこんもりと盛ってあって、文字通り「山を動かして」恐竜を発掘しているのは日本で唯一。
最後に寺田先生から博物館で是非見て欲しい恐竜の化石の紹介。
【フクイベナートル・パラドクサス】
2007年に福井県の化石発掘現場で見つかった恐竜の化石で40~50cmの石のかたまりの中に骨の70%以上が含まれていたというのが大きなトピック。一つのパッケージのようにかたまって発見されたのでその復元が非常に精巧に行えたというのが大きな出来事で、さらに脳が収まる骨の脳函(のうかん)をCTスキャンして内部を調査した所、非常に嗅覚に優れた恐竜だったという事まで判明。
【ブラキロフォサウルス・カナデンシス】
2000年にアメリカで見つかった草食恐竜で、福井県で展示されているものは保存状態が世界でもトップクラスというミイラ化石で、たまたま地層にパックされた事で骨まで繋がった状態で見つかったという奇跡。
さらに後ろ足に残された模様のような跡は皮膚の跡ではないかと考えられていて、肩に盛りあがった部分があるのはそこに筋肉があった跡ではないかといわれいて、そこまで貴重なものが見られるのは日本ではここだけ。
という事で2問目は以上。
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