漢数字の四から形が変わるのはなぜ?チコちゃん
26年7月10日放送の「チコちゃんに叱られる」の問題『なぜ漢数字は四から形が変わる?』の答えなどまとめてご紹介。
スポンサーリンクゲスト出演者
【ゲスト】島崎和歌子、ハナコ岡部
【VTRゲスト】なし
なぜ漢数字は四から形が変わる?
1問目の出題は、
(漢数字は)なんで四から形が変わるの?
チコちゃんの答えは、
三と縦に四本線が紛らわしくややこしかったから…多分
解説は立命館大学の大形徹客員研究員。
漢数字が使われ始めたのは3300年前(紀元前1300年)といわれていますが、まずシンプルな形に見える「一、二、三」については棒を横に並べた様子をそのまま漢字にしたものという大方の予想通り。
この時代に使われていた漢字は亀の甲羅や牛の骨などに書かれた甲骨文字と呼ばれるもので、そんな時代の漢数字の4はもともと横棒を縦に4つ並べたものが使われていたとか。
そして現在のような四が登場したのは紀元前700年ごろと考えられていて、この形が生まれた理由として挙げられるのが「三本線と四本線がややこしかったから」というもの。
これと同じ事は世界中でも起こっていて、例えばローマ数字の場合はⅠ、Ⅱ、Ⅲ、Ⅳと4になって形がガラッと変化しておりインド数字でも同様。
スポンサーリンク古代中国では今のような四が登場してからも500年ほどは横棒4本のものと併用して使われていたようですが、紀元前221年に秦の始皇帝が文字を統一した事で現在の四だけが使われるように。
ちなみにこの「四」という文字はもともとは口の中に舌がある形を模したものが起源とされていて、京都大学の野原将揮准教授によると諸説あるものの、古代中国で数字の4はスやシに近い発音で、四という文字が同様にスやシに近い発音の文字だったという事から当て字として使われるようになったとか。
つまり三本線と四本線でややこしかったために別の文字にしようとした時、意味は違うものの似た発音だった漢字「四」を当て字として採用したという経緯。
こういった漢字の成り立ちを仮借(かしゃ)と呼び、特定の言葉を表す文字が無い場合に発音が同じだったり似ている別の漢字を借りてその言葉を表すという手法は他にも例が多く、例えば「我」という漢字が一例。古代中国で話し言葉として自分の事を「んが」と言っていましたがそれを表す文字が無く、そこで当時ノコギリを意味していた「我」の発音が近いという事で当て字として採用する事に。
ところがもともとのノコギリの意味の方が先に失われてしまったために、我=自分という使い方だけが現代に受け継がれていたり。
また、諸説あるものの四から先の漢数字についても発音が似ている別の意味の漢字が当てられたと考えられているようで、
- 五:器のフタ
- 六:家の屋根
- 七:切断した骨
- 八:左右に分ける
- 九:肘を曲げた腕
ともともとの意味は数字とは全く関係なく、ただ発音が似ていただけというものばかり。
スポンサーリンクという事で最後に大形先生から怪談話の季節にちなんで怖い漢字の成り立ち話。
【道】
部首のしんにょうは形の通り「道を行く」という意味ですが、首という文字はかつて異民族の土地へ入る際にその土地の者の生首を手に提げて歩く事で邪気を払って安全を祈願する呪術的な由来。
【幸】
罪人を拘束する手枷の古代文字が由来で「死刑や重罪を免れて手枷で済んで良かった=しあわせ」という過酷な時代背景が表れていると大形先生。
【爽】
大の文字は人の死体を表していて、そこに四つのバツ印があるのは魔除けの入れ墨を施して穢れの無い清らかな状態という意味。
という事で1問目は以上。
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