なぜ人は怒る?怒るとパワーを発揮する人間の体の不思議?チコちゃんに叱られる
21年8月13日放送のNHK「チコちゃんに叱られる!拡大SP」で出題されたのは『なぜ人は怒る?』という問題。生き物として怒るという行動自体にどういう意味があるんでしょうか?実際に怒りモードで体がパワーを生み出すというカンニング竹山の実験結果も。
スポンサーリンクゲスト出演者
【ゲスト】郷ひろみ、石原さとみ、奥田民生
【VTRゲスト】カンニング竹山
なぜ人は怒る?
5問目の指名は、
この中で一番、感情豊かで魅力的な大人ってだーれ?
ここは郷ひろみさんが回答者に。
チコちゃんの疑問は、
なんで人は怒るの?
違う感情を持っていると相手に伝える為という答えですが、
チコちゃん「ボーっと生きてんじゃねーよ!」
というわけでチコちゃんの答えは、
障害を乗り越えるエネルギーを出すため
解説は広島大学大学院の杉浦義典准教授。
怒りとは人間が持つ感情の一つですが、行動を起こしやすくするエネルギーを生み出してくれる働きがあるといわれているそう。
怒りから大声を出して怒鳴ったり、机を叩いたりして物に当たったりという経験は誰でもあるもの。
こういった反応は自分に対する障害や問題を取り除こうとする行動の一種で怒りの感情がエネルギー源にもなっていると杉浦先生。
スポンサーリンク例えば行列に並んでいるシチュエーションにおいて、そこに割って入ろうとする人に対して怒りの感情が生まれてイライラするというシーンを考えてみると、
「割り込みをした人のせいで自分の番が遅れてしまう」という状態を避ける為に「ちゃんと後ろに並んでください」とその人に対して声をかけて注意するという行動に出る人が大半のはず。
この時、割り込み客という目の前に現れた障害に対して生まれた怒りの感情がエネルギー源になり、実際に声を出して注意するという不安や恐怖を伴う行動を勇気を出して行う事が出来るという原理。
また、怒りは実際に物理的なパワーを生み出すそうで、
イギリス・バンガー大学で行われた実験によると、楽しみ、怒り、普通の3種類の感情の状態に分けた時に脚の力で発揮するパワーを測定して比較した所、怒り状態で測定された数値が最も高かったという結果が得られたとか。
というわけで怒りと言えばという事でカンニング竹山さんに協力してもらって実験。
竹山さんに喜び、怒り、悲しみの感情を出してもらい、それぞれの感情で測定した握力を比べるという実験で確かめてみる事に。
まず普通の状態で握力を測ると40.2kgという結果に。
続いては一般の方が竹山さんをべた褒めしているVTRを鑑賞してもらって、喜びの感情に浸ってもらい握力測定。
結果は41.7kgと微増。
続いては亡くしたペットについて語るという泣ける悲しいお話VTRを鑑賞してもらって、悲しみの中で握力測定。
ガチで感情移入して涙ぐんでしまったようで、ペットの名前を呼びかけながらの測定結果は39.4kgと数値ダウン。
最後は一般の方が竹山さんに辛辣な意見を言っているVTRを鑑賞してもらって、怒りモードで握力測定。
「腹立つわ~!」と言いながらの測定結果は46.8kgと本人も驚くほどに数値急上昇。
というわけでコチラが結論。
人が怒るのは障害を乗り越えるエネルギーを出すため
でした。
怒った時にやってしまう事は?という質問には「魚肉ソーセージを乱暴に剥いて食べる。」とチコちゃん。
石原さとみさんからは舞台の稽古などをしていると、怒るシーンではとてもエネルギーを使って疲れるという証言も。
というわけで5問目は以上。
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