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全豪オープンの会場スポンサーにある「kn」「國1573」「TMGM」のロゴマークはどんな意味?


テニスの全豪オープンは毎年オーストラリアのメルボルンで開催されていますが、コート上で気になるのは壁、フェンス、ネットなどに書かれたスポンサー「KN (正体はKIA)」「GUOJIAO 國窖 1573」「TMGM」といったロゴマーク。メイン会場であるロッドレーバーアリーナやマーガレットコートアリーナはテレビ中継でも映るケースが多いので会場のあちこちに設置されているスポンサーについて調べてみました。

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KN=KIA

まずコート上で一番目立つスポンサーロゴは「KN」という表記。全豪オープンの会場スポンサーにある「kn」(KIA)のロゴマークはどんな意味?

コート後方に3つ並べて配置されていたり、ネット横、サイドに置かれたボード(デジタルサイネージ)などにもこのスポンサーが付いていますよね。

画像はメルボルンパークで3番目の規模のマーガレットコートアリーナのものですが、センターコートで一番規模の大きいロッドレーバーアリーナもほぼ同様のスポンサー配置。

コチラは全豪オープンのスポンサー陣の中でも最も上位に位置する「MAJOR PARTNER」になっているのでこんなに目立つように配置されているんですね。

一見すると「KN」に見えるかもしれませんが実はコチラのロゴの正体は韓国の現代自動車グループに属する自動車メーカーである、

KIA Mortors全豪オープンの会場スポンサーにある「kn」(KIA)のロゴマークの正体は?

左が旧ロゴ、右が2021年からの新ロゴ。

2021年からロゴマークが刷新されていますが、KIAのアルファベットをつなげてAの表記を省略しているのででまるでKNと書いてあるように見えますよね。

コチラは新ロゴお披露目の様子を映したYouTube。

全豪オープンとKIAの関係性は2002年から長く続いていて、全豪オープンのスポンサー陣の中でも長い歴史を持つお馴染の存在で、選手やメディア関係者の送迎などは全てKIAの車によってサービスされているんですね。

さらにKIAは2028年までスポンサー契約を延長した事もプレス発表しているので、今後しばらくは全豪オープンといえばこのロゴになるハズ。スポンサー契約料はおよそ8500万ドル(約89億円)と報じられていますね。

ちなみにテニス界のスーパースターの一人、ラファエル・ナダルはKIAとのスポンサー契約を結んでいますよね。

國窖1573 (GUOJIAO1573)

続いて気になる表記といえば漢字と数字の組み合わせ「國窖1573」というスポンサー。全豪オープンの会場スポンサーにある「國1573」のロゴマークはどんな意味?

コチラは中国・四川省にある酒造メーカーが販売している高級酒のロゴマークで読み方はグオジャオ。全豪オープンの会場スポンサーにある「國窖1573」は中国の高級酒の名前

1573という数字は製造を開始した年なので400年以上の歴史がある老舗なんですね。

中国国内では高級酒として名の知られた存在だそうで漢字の「窖」は「穴蔵」という意味だとか。

全豪オープンのスポンサーとしては2018年10月に5年契約締結のプレス発表がされてから継続してスポンサーシップをとっている新興勢力。

スポンサー契約料は1200万ドル(約12億円)という全豪オープン側からしてもかなりの大型契約だったと報じられていたり。

コチラは最上位の「MAJOR PARTNER」から一つ下がった「ASSOCIATE PARTNER」に属していてスポンサー企業名は、

瀘州老窖股份有限公司(Chinese Baijiu distillery Luzhou Laojiao)

全豪オープンはテニスの四大大会の中でも唯一アジア太平洋エリアで開催される大会ですし、時差などもあってアジア圏からでも観戦しやすく、世界的な注目を集める大会とあってアジアの企業がスポンサーとして名乗りを上げるにはもってこいの大会。

また、試合終了直後には「胜利 CONGRATULATIONS 干杯」というメッセージで勝者を祝福する演出も。全豪オープンの会場スポンサーにある「國1573」のロゴマークと試合後のメッセージ胜利の意味

胜利、干杯はそれぞれ中国語で勝利、乾杯の意味ですね。全豪オープンの会場スポンサーにある「國1573」のロゴマークと試合後のメッセージの意味 干杯

TMGM

サービスのスピード表示がされるボードに付いている「TMGM」のロゴマークはオンライン取引などのサービスを提供するシドニーに本拠地を置く金融企業のスポンサーシップ。全豪オープンの会場スポンサーにある「TMGM」のロゴマークはどんな意味?

TMGMは「TradeMax Global Markets」の略語になっているようですね。

オンライントレードはスピードが命という事で、それにちなんでスピード表示がされる表示板にスポンサーロゴを付ける契約にしているそうです。

この他にコートに見られるのは、試合経過時間を表示している時計表示に付いた時計メーカーのROLEX(ロレックス)やが目立ちますし、航空会社のエミレーツ航空も背後の壁に目立つように配置されていてこの2社も「ASSOCIATE PARTNERS」に属す大スポンサー陣。

上記のKIA、ロレックス、瀘州老窖(Luzhou Laojiao)、エミレーツ航空の4社が全豪オープンを支えるビッグ4企業というのが2021年の陣容。

試合後のメディア向けインタビューでもバックボードに映っているのは全豪オープンのAOロゴと共に4つのスポンサーマーク。全豪オープンの会場スポンサーにある「kn」「エミレーツ航空」「ロレックス」「瀘州老窖」

これらよりも下位のスポンサーに位置するのが、横の壁(デジタルサイネージ)に表示されるクレジットカードのマスターカード、損害保険会社のCHUBB、全豪オープンの会場スポンサーにある「CHUBB」ロゴマークはどんな意味?

大会の公式ボールを提供するダンロップ、全豪オープンの会場スポンサーにある「DUNLOP」ロゴマークはどんな意味?

オーストラリアの電力会社Santosなど。全豪オープンの会場スポンサーにある「Santos」ロゴマークはどんな意味?

チェアアンパイアの座っている席の横にはコチラもデジタルサイネージでイタリアのビール醸造会社であるPERONIのロゴも時折見られますね。全豪オープンの会場スポンサーにある「PERONI」ロゴマークはどんな意味?

デジタルサイネージのものは全てディスプレイ表示で適宜入れ代わりながら表示されるような仕様。

また、大会開催都市名のMELBOURNEと三角形が組み合わさったロゴマークは国が観光振興などの一環として提供しているメルボルンのオフィシャルロゴだったり。

以上、全豪オープンの会場にあるスポンサーロゴの詳細についてでした。

 - テニス

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